草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

麻生副総裁の発言は台湾有事が秒読みになってきたからだ

2023年08月10日 | 安全保障
 自民党の麻生太郎副総裁の台湾での発言を聞いての印象は、いよいよ台湾有事が近いということである。私たちは覚悟を決めておかなくてはならない。
 麻生「我々にとって最も大事な事は台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせないことだ。台湾海峡の安定のためにそれ(防衛力)を使うという意思を相手に伝え、それが抑止力になる」というのは、よほど危機感がなければ、発せられない言葉である。
 中国の台湾侵攻が秒読みの段階に入ったので、日本のお花畑から批判されるのを承知で、あえて口にしたのである。中国への警告を発した意味は大きい。孫子の兵法にもあるように「戦わずして勝つ」というのが一番なのである。
 台湾の人口は2357万といわれている。その人たちが自由と人権を奪われることに対して、私たちは看過することができるだろうか。その次は沖縄であり、日本全体であることが分かっているわけだから、自由アジアの責任ある国家として、日本は台湾の後ろ盾になるべきなのである。
 台湾有事の際には、どのような事態になるかも予測が付かない。それこそ摩擦が多く発生し、それを一つ一つ解決していくしかない。もっとも危惧されるのが邦人保護であるが、中国からの日本企業の撤収、先島諸島の住民を避難させるために、民間船舶の常時待機ということは、事前に手配しておくべきだろう。
 ここ2、3年は厳しい安全保障環境が続く。日本という歴史と伝統のある国家を守り抜くためにも、親中派の言動に惑わされることがあってはならない。日本国民が一丸となって戦う決意を示せば、いくら中国であろうとも、簡単には手を出すことはできないからである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 情報戦でも日本は中国に屈服... | トップ | 危機に対処するために自民と... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安全保障」カテゴリの最新記事