今の時期に韓国を旅行するのは危険である。韓国人のなかには親日的な人もいないではないが、何をされるか分からないからだ。一昨日の午前5時ころ、ソウル市中心部の繁華街で、韓国人の男に日本人女性が髪をつかまれ、暴行されるといった事件が起きた▼その韓国人の男は、酔って通りすがりの6人の日本人女性に声をかけたが、相手にされなかったので、そのうちの一人に差別的な罵声を浴びせて暴力行為に及んだのだった。ネットに動画がアップされ、犯罪の事実があったにもかかわらず、ソウル麻浦警察署の対応は不自然であった。あくまでも事情を聴いただけ。その韓国人の男は「日本女に嘲笑された」と韓国のマスコミに語っており、立件されるかどうかも不透明だ▼この事件についてNHKは伝えるには伝えたが、今の韓国がどれだけ危険かには触れず、「韓国ではインターネット上に『日韓関係が難しい時期にばかげた事件だ』などと、事件を非難する意見が相次いでいます」と報道したのだった。日本人の怒りが爆発するのを恐れて、火消しに回ったのである▼今後韓国は混乱することが予想される。ノコノコと出かけるべきではない。我が国とのGSOMIAを破棄し、自由民主主義に背を向けたことで、赤化に向かって舵を切ったのである。混乱して当然なのである。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼する」というのはお花畑でしかない。未だに世界は暴力の海の只中にあり、個人的にも身構えなくてはならないのである。
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50年前の岩田 弘(宇野派経済学者)の『世界資本主義論』と再会したようである。
「世界恐慌→通貨の平価切り下げ競争→経済のブロック化(保護貿易主義)→アメリカやイギリスといった(当時の)“持てる国”に対抗するために“持たざる国”は、自己の“生存権”の確保をめざして死闘した(例えば、日本は“大東亜共栄圏”を構想したが、それはアジア市場に“円ブロック”を築くねらいであった)。
60年代の帝国主義の不均等発展は、やがてまた1930年代的な貿易戦争、通貨戦争、ブロック化に再帰して出口のない死闘が始まるだろう。この難問は、誰も思いつかないような大胆な方法で解決しなければならない。ゴルディアスの結び目を解く“戦略”は、“世界社会主義革命”だ」(みたいな)。
今では、わたしたちは、2つのことを知っている。
第一に、当時、もしも本当に日本で“革命運動”が本格化していたら、その政治的混乱(権力の空白)に乗じて、ソ連邦は欲しかった北海道を占領し、韓国は対馬を占領していただろうことを。
なにしろ、日本の戦後処理過程のドサクサにまぎれて、1952年1月、李承晩韓国大統領は「海洋主権宣言」を行って、いわゆる「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し、同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに、そのライン内に竹島を取り込み。1954年6月、韓国内務部は韓国沿岸警備隊の駐留部隊を竹島に派遣したことを発表したのである。
第二に、「社会主義革命」は、「大企業、ついで小企業の国有化、そして強制的な農業集団化(農業生産物をより多く収奪するための)、高率の課税や価格の不平等など、いろんな方法を通じて私有財産を破壊して集団的所有形態を確立した」
権力を握った「(赤い)特権官僚は、(集団的所有形態にある)これらの財貨を使用し、享楽し、分配する権利を通じて、国家の物財を自分たちの財産にしてしまった」
「それまでの革命とちがって、階級を廃絶するという名目で遂行された共産主義革命は、もっとも完全な権力をもつ単一の新しい階級を誕生させた。そのほかのあらゆることはごまかしであり、まぼろしである」(ミロバン・ジラス)ことを。