石破茂はアメリカにお土産をたくさん持って行ったから、トランプは満足だったに違いないが、本心では小馬鹿にしていると思う。交渉するまえに、白旗を掲げるような人間は、最悪であるからだ。
トランプはアメリカ第一と口にしているが、石破は日本第一ではなく、自己保身しか考えていない。1兆ドルの対米投資とアラスカからの天然ガス購入で、アメリカを儲けさせる。それで喜ぶようなトランプではないだろう。いくら不動産王といわれいても、したたかな人間観察眼は持ち合わせているはずだ。
石破は嘘吐きであり、一貫性がない。時流に押し流されて、その場限りの発言をしている。今回の会談に臨む方針は、外務省、防衛省、経産省の役人がつくったそのままであった。政策などどうでもいいのである。だからこそ、石破トランプ会談を、成功とみる見方があるのだろう。
しかし、それは間違っている。交渉相手にもならない人間を、トランプは軽蔑するだろう。そこが安倍さんとは違う。トランプ政権は誕生したばかりであるということを、私たちは忘れてはならないのである。