草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

2・26で銃殺されし会津人渋川善助を悼みて 5首

2011年02月18日 | 短歌

 あの朝に車で乗りつけ見送りし雪しんしんと帝都包めり  

 幸楽にはせ参じたる君なりき正義軍を孤立させじと  

 軍隊が銃口向けて君側の奸撃ちたるは民救わんと  

 面会に繁く通いし新妻の雨に濡れしは悲しかりけり  

 わけもなく殺されたりし義人たる人の汚名を今ぞ晴らさん

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民主党救済のための前原待望論は愚の骨頂

2011年02月18日 | 政局

 公明党との取引材料に、民主党は菅直人首相の首を挿げ替えてもよい、と言ったとか。政権維持のために、後釜に前原誠司外務大臣を据えたいのだろう。前原の妻が創価学会の会員ということで、公明党が協力してくれると思っているからだ。しかし、前原がいくら保守派ぶってみても、永住外国人の地方参政権の付与法案に賛成しているように、まやかしでしかない。表紙を取り替えても、中身はサヨク政権のままなのである。もはや政権のたらい回しではなく、国民に信を問うしかないのである。尖閣諸島沖での衝突事件でも民主党政権は、最初だけ大言壮語したが、すぐに腰砕けになってしまい、決断力のなさを露呈した。マキアヴェッリの言葉に「弱体な国家は、常に優柔不断である。そして決断に手間どることは、これまた常に有害である」(『政略論』)というのがある。優柔不断の民主党政権のままでは、日本の弱体化はどこまでも進んでしまう。外交的には、アメリカだけでなく、中共やロシアからも侮られ、内政的には、財源なきバラマキで行き詰まっている。無駄な抵抗は止めて、さっさと解散総選挙に踏み切るべきだ。仮に前原を担いだとしても、結局は同じことを繰り返すだけであるのは、誰の目にも明らかだ。  

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サヨクの亡霊菅直人が首相となった日本の不幸

2011年02月18日 | 思想家

 小沢一郎はやけくその造反劇の黒幕となって、民主党をぶちこわそうとしている。失うものがない小沢が強気なのは理解できるが、菅直人首相の覇気のなさは尋常ではない。小沢と一蓮托生に思われたくなかったのであれば、断固として国会の証人喚問を実行すべきだったのだ。それで党が割れて政界再編の引き金となっても、菅政権は続投を許されただろう。政治家はここ一番というときに、勇気を持たなければならないのである。それができなかったのは、菅がサヨクだからだ。日本のサヨクは、1956年のスターリン批判と1991年のソビエトの崩壊という、二つの大きな試練にさらされた。とくにソビエトの崩壊は決定的であった。その後もサヨクであり続けた者たちは、その時点で行き場を失ったのである。亡霊となったサヨクが政権の座にあるほど、日本の不幸はない。「同志よ固く結べ」(作曲ユダヤプロレタリア闘争歌、訳詩飯渕啓太郎)という革命歌がある。サヨクというのは「われらは若き兵士プロレタリアの」といった歌詞を繰り返す、あのもの淋しい曲でも口にしているのがさまになるのであって、政権を担うだけの力量はないのだ。民主党政権が誕生し、菅のようなサヨクが首相となったのが、そもそもミスマッチだったのである。

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国益をそこなう民主党は分裂ではなく解党せよ!

2011年02月17日 | 政局

 民主党が分裂するのはいいけれど、小沢一郎をめぐってというのでは、あまりにも次元が低い。もう解党したらどうだろう。国家戦略なき無能政治家に、この国を任せておくわけにはいかない。とくに民主党政権は、外交的に致命的な失敗をやらかした。中共と喧嘩をする気もないくせに、中共船の船長を日本の法律で裁くと明言したからだ。しかし、途中で腰砕けになったことで、かえって国際社会から甘く見られるようになり、ロシアまでもが付け込むようになった。姑息なことをして、しっぺ返しを受けたのである。策士策に溺れるで、中共の脅威をことさら煽りたてて、海兵隊の普天基地の辺野古移設をスムーズに行いたかったのだろう。東アジアの情勢が変わったといえば、沖縄県民も許してくれると思ったのだろう。そうでなければ、最悪でも県外移設と主張してきたことが、まるっきり嘘だったことになるので、責任を転嫁したかったのだ。エセサヨクというのは、何でもありなのであり、権力を維持するためには、手段を選ばないのである。自民党すらやらないことをしたから、中共がエキサイトしたのである。腹が据わらぬ民主党政権の場当たり外交では、これからも日本の国益はそこなわれるだけだ。そして、結局は「ゴメンナサイ」と白旗を掲げ、中共の言いなりになってしまうのである。

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財源なき高速道路値下げでまたもや無策露呈

2011年02月17日 | 政局

 朝日新聞にここまでこき下ろされれば、民主党政権の命運も尽きたようなものだ。2月16日付の社説では、財源もないのに、高速道路を値下げしようとすることについて「これでは予算の使い逃げだ」と厳しく批判している。自公政権のときに、深夜利用向けの割引を実施する財源として、10年分の2兆円が用意されていた。それを人気取りのために、たかだか2、3年で使い切ってしまうというのだ。無責任極まりない政策である。先の総選挙のマニフェストにこだわるあまり、将来のことなどは、少しも考えていないのである。高速道路をめぐっては、今年度も無料化の社会実験も行うことになっており、前年度を上回る1200億円の予算が計上されている。統一地方選挙を前にした、まさしく見境もないバラマキである。あまりの民主党政権の無能さに、朝日新聞の幹部が、与謝野馨を入閣させることを提案したともいわれる。しかし、そこまでしても、民主党政権の暴走はストップできなかった。高速道路を一つとってみても、このざまである。菅直人首相は政権の座にとどまりたいようだが、もはや国民がそれを許すわけがない。朝日新聞ですら愛想を尽かしてしまっているわけだから、もうここらで菅首相もあきらめたらどうだろう。

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玄洋社の大アジア主義を評価する公明党を嗤う

2011年02月16日 | 思想家

 今日の衆議院予算委員会で、民族派でもないのに、公明党が辛亥革命に加わっ大陸浪人を褒め称えていたのには、ただただ嗤ってしまった。月刊誌の「潮」で連載を組んだり、評論家の松本健一あたりが大アジア主義を評価しているので、中共とべったりの創価学会を喜ばせるためのリップサービスなのだろう。今さら大アジア主義を口にするのは、それこそ方便でしかない。葦津珍彦も述べているように「彼らの国(中共)が国内政権安定のために、意図的に日本を悪玉に仕立てて国内の不安をそらし、また日本の政府も、自国の歴史を無視し、安易に目先の小さな利害のために先人たちの心を平然と踏みにじるような状況にあっては、相互理解にはまだ時間がかかるといわざるを得まい」(『大アジア主義と頭山満』)という現実があるからだ。玄洋社の頭山満らが中国に注目したのは、清朝を打倒することで、中国の民衆が解放されることを願ったからであった。今大陸浪人がいたならば、チベットの独立運動に参加し、中共を打倒する革命に身を捧げただろう。「狭い日本には住み飽いた」(馬賊の歌)というのは、義侠心に駆られてものだったのであり、その純粋さを忘れるべきではないだろう。

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往生際が悪い菅政権に与党からも倒閣の声

2011年02月16日 | 政局

 国民新党の下地幹郎幹事長までが倒閣を言い出し始めた。菅直人首相にブラフかけたとだけとはいえ、与党幹部の口から、そんな言葉が飛び出すようでは、菅政権はおしまいである。郵政改革法案の今国会成立を目指したいのだろうが、それ以上に国民新党としては、政界再編の主導権を握りたいのだろう。マニフェストの修正や小沢一郎をめぐって党内が大混乱している民主党とは、一緒に心中したくはないのだろう。経済政策で。菅首相が財務省の役人の言いなりになって、財政再建に舵を切ったことにも、腹を立てているに違いない。いかに少数党ではあっても、予算関連法案を成立させるためには、今袂を分ったのでは、民主党にとっては、大変なダメージである。一方では社民党との協議によって、衆議院での三分の一確保に全力をあげているのに、片方で連立解消の動きが顕在化しつつあるというのだから、皮肉なものだ。鳩山由紀夫前首相から菅首相にバトンタッチしても、民主党は政権の建て直しができなかったのだから、さっさと下野するしかないのである。国民からすれば、強制起訴された小沢一郎も、内閣不信任案を突きつけられつつある菅首相も、往生際が悪いのではどっこいどっこいだ。

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特攻隊を見送りし高峰秀子追悼 5首

2011年02月15日 | 短歌

 女優高峰秀子は昨年12月28日に死去したが、大東亜戦争の末期には特攻隊基地を慰問し、出撃前の若者と一緒に「同期の桜」を合唱した。あまりにも不憫に思えて、彼女自身が半べそになってしまったという。  

 特攻の若き血潮に涙せし乙女心のほのかに匂える  

 関行雄あなたの文に名とどめん南の空に爆音ありし  

 館山で敗戦の日に黒髪を束ねてありしと人は伝えん  

 デコちゃんに励まされつつ敵艦に体当たりせしブロマイドごと  

 マフラーの白さ競えし特攻の少年の眼を忘られんとも

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仏教語の方便ではなく嘘で固めた民主党政治

2011年02月15日 | 思想家

 方便という言葉を持ち出して、鳩山由紀夫前首相は自己弁護している。いい加減にして欲しいものだ。海兵隊の抑止力を認めたのは、普天間基地を辺野古に移転するためには、それしか手がなかったからだという。鳩山由紀夫前首相にとどまらずに、民主党政治にとっては、方便は付き物のようだ。先の衆議院選挙で、財源の裏づけのないバラマキのマニフェストを掲げたのも、国民から票をもらう方便だったのだろう。しかし、方便というのは、そもそもが仏教語である。辺陬の地会津にありながら、最澄と論争した徳一は、法華経を権(かり)の教えとして批判した。「誰もが仏様になるというのは、仏教とは無縁である」と主張した。それでいて、法華経そのものを否定したのではない。成仏できない人がいるとしても、その教えに励まされることになるからだ。「嘘も方便」というのは、あくまでも結果オーライなのだ。菅直人首相や鳩山前首相のように、嘘で固めるのとは違うのである。さらに、方便というのは、達成すべき目標があって、そこまで連れて行くために、真実でない言葉を吐くのである。政治的な理念や国家観もない政党には、そんな芸当ができるはずがない。

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大陸への雄飛は日本国家の再生が前提だ!

2011年02月14日 | 思想家

 「蒙古放浪歌」「馬賊の歌」といった大アジア主義を鼓舞する歌に私が惹かれるのは、大陸に雄飛した玄洋社以来の血が騒ぐからだろう。しかし、そこで失敗した歴史を私たちは忘れてはならない。東亜解放のためにというスローガンで、日清、日露、さらには大東亜戦争に突っ込むことになったからだ。朝鮮独立、シナ革命、フイリッピン、安南、インド独立運動に身を捧げた日本人も、おびただしい数にのぼる。それらの人々の功績も顕彰されるべきだが、こと志と違って、日本はパワーゲームに引きずりこまれたのだった。今になってサヨクの側から、東アジア共同体構想が提唱されている。日本のパートナーの相手として想定されているのは、中共である。両国の友好は大事だとしても、気になるのは、日本国内の親中共派の存在である。林房雄が『大東亜戦争肯定論』で「友好を強調するのあまり、外国の手先になってしまったのでは、お話にならぬ。親米、親ソ、親中共派であることは各人の自由であるとはいえ、その前にまず親日派であることが日本人の資格であることを忘れては、たいへんなことになる」と書いている。大アジア主義を目指すとすれば、まず日本は国家として再生しなければならない。そして、日本人が自前で軍備を整備しなければならない。それまでは軽挙妄動を慎むべきだろう。まずは幕末の雄藩のように、割拠して力を蓄えるのである。安易に手を組めば、中共の朝貢国になるだけだ。

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