つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

御茶ノ水の「ニコライ聖堂」

2011年02月27日 | 名所
                          ニコライ聖堂(東京復活大聖堂)

1992年には日本教会の本山である東京復活大聖堂の修復がフエオドシイ府主教の指導のもとに開始された。
ニコライ堂の愛称で親しまれている東京復活大聖堂は、国の重要文化財である。
日本の重要文化財のほとんどが木造で、石造の重要文化財のうちでは東京復活大聖堂が一番古く、これからはじまる石造の文化財の修復の最初となった。
修復がはじまるまえの準備の期間を入れるとおよそ9年が費やされて、輝けるばかりの姿となった。
修復によって見違えるようになった部分は、たくさんある。
まずは大聖堂の本堂と鐘楼のうえに輝く十字架があげられる。
聖堂のなかのシャンデリヤは、明治時代のものの複製で今回新調された。
聖堂の奥にあるイコノスタスには、金と白金箔がはられた。
大聖堂の一番奥の壁には、印の生神女と天使長の三つの聖像があらたに掲げられた。
聖像画師は、フエオドシイ府主教による厳選の結果に指名された、至聖三者修道院にあるモスクワ神学大学聖像学科のヴアレンチナ、グラゾフスカヤ姉である。
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