億萬山七福尊真延寺本堂
『七福神からみた東日本大震災について』
「法然・親鸞の大遠忌」
奇しくも今年は法然800年忌、親鸞750年忌で各宗派は宗祖の遺徳を偲ぶ行事がおこなわれているがこの期間に大災害に遭遇した。宗祖の俗界への警告なのか。それとも複雑多様な社会において宗教理念の実施に疑問と反省なのか。原発事故による放射能による被爆の危機が災害を拡大した。この事実を知った法然や親鸞などが信者にこの俗世をいかに説教するのか、未来に夢があるのか、自滅の道をだどるのか。
「津波の常習地帯」
関東大震災はマグニチュードM7.9、東京横浜は大火となり約15万人死者、焼死者が多い。東日本大震災はM9.0、震度7約二万人死者、津波による溺死者が多い。この地域は明治29年(1896年)の明治三陸大津波M8.1、約3千人の死者、昭和35年(1960年)チリ津波はM8.5~9.0、約2千人の死者、三陸地域は短期間に連続して津波災害にあった常習地帯である。このいまわしい過去の経験はいかされているのか、常習地帯なのであるが住居の高台移転も家業の漁業がなりたたないとか、先祖代々の土地への執着、津波がたびたび起こることがないという津波への認識があった。
明治三陸大津波で皆に声尾を掛けて避難しようとして多数の溺死者が出た。凄まじいスピードと破壊力の津波から逃れるために身内や他人におかまいなく単独でてんでんばらばらになって急いで逃げて助かる。この事を教訓となり「津波てんでんこ」の行動を是認した。義理も人情も捨てて鬼のように非情になって天譴からのがれる。鬼神に対して鬼心をもって退避することだ。(つづく)
『七福神からみた東日本大震災について』
「法然・親鸞の大遠忌」
奇しくも今年は法然800年忌、親鸞750年忌で各宗派は宗祖の遺徳を偲ぶ行事がおこなわれているがこの期間に大災害に遭遇した。宗祖の俗界への警告なのか。それとも複雑多様な社会において宗教理念の実施に疑問と反省なのか。原発事故による放射能による被爆の危機が災害を拡大した。この事実を知った法然や親鸞などが信者にこの俗世をいかに説教するのか、未来に夢があるのか、自滅の道をだどるのか。
「津波の常習地帯」
関東大震災はマグニチュードM7.9、東京横浜は大火となり約15万人死者、焼死者が多い。東日本大震災はM9.0、震度7約二万人死者、津波による溺死者が多い。この地域は明治29年(1896年)の明治三陸大津波M8.1、約3千人の死者、昭和35年(1960年)チリ津波はM8.5~9.0、約2千人の死者、三陸地域は短期間に連続して津波災害にあった常習地帯である。このいまわしい過去の経験はいかされているのか、常習地帯なのであるが住居の高台移転も家業の漁業がなりたたないとか、先祖代々の土地への執着、津波がたびたび起こることがないという津波への認識があった。
明治三陸大津波で皆に声尾を掛けて避難しようとして多数の溺死者が出た。凄まじいスピードと破壊力の津波から逃れるために身内や他人におかまいなく単独でてんでんばらばらになって急いで逃げて助かる。この事を教訓となり「津波てんでんこ」の行動を是認した。義理も人情も捨てて鬼のように非情になって天譴からのがれる。鬼神に対して鬼心をもって退避することだ。(つづく)