つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

初場所優勝して天皇賜杯を受ける把瑠都関

2012年01月29日 | スポーツ
                           天皇賜杯を受ける把瑠都関

国技館で熱戦を繰り広げられていた大相撲初場所は、大関の把瑠都が初優勝を果たした。
天皇賜杯を受取る把瑠都関は神妙な顔つきであった。
やっと初優勝をして天皇賜杯を手にする喜びと胸に迫る感激の思いがあったことであろう。
ヨーロッパ出身力士では琴欧州に続いて2人目である。
バルト海に面したエストニア共和国の出身である。
相撲の四股名も「把瑠都」とした意味がここにある。
ソビエト連邦から独立した国である。ラトビア、リトアニアとともにバルチック3国と呼ばれている。
日露戦争のときに日本海戦で日本の海軍に敗れたバルチック艦隊の母港のあった場所であるとも伝えられている。

把瑠都関は背も高く体重も重い大型力士である。
今場所14日までは白星を重ねて連勝街道を突き進んできた。横綱白鵬が13日目に3敗して初優勝が決定した。
エストニアに住んでいる母親を日本に招き、千秋楽の取り組みを美人妻と一緒に観戦していた。千秋楽の横綱白鵬との取り組みでは惜しくも敗れたが、14勝1敗の成績で初優勝を果たした。
ちょっとはにかんだ笑顔がなんともいえない愛らしさがある把瑠都関。
春場所の成績次第では横綱の声も出てくる。

大相撲の殿堂である国技館に掲示されてある32枚の優勝額には日本出身の力士は一人もいなく全て外国人力士である。
日本人力士でも実力を付けている力士も出てきているので大相撲も今後が楽しみである。

(1月29日記)
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