佐渡山安恒師範と祝嶺正献先生
「おぅ、春範(しゅんぱん)ではないか!」と佐渡山安恒師範は祝嶺正献先生へ呼びかけました。祝嶺正献最高師範の本名は祝嶺春範です。昭和48年4月4日、躰道創始者・祝嶺正献最高師範に同行して沖縄へ行った時のことです。祝嶺正献先生が5歳の時から空手を習った先生が佐渡山安恒師範です。恩師を訪れたところは沖縄県恩納村熱田の佐渡山安恒師範の自宅です。何十年ぶりの再会です。その時、佐渡山安恒師範は83歳で祝嶺正献先生は47歳でした。
今「躰道」のある原点が、祝嶺正献先生が佐渡山安恒師範に空手の指導を受けたことにあります。その後、祝嶺正献先生は空手を修練して玄制流空手道を創始して普及してきました。そして昭和40年1月23日に空手を発展させた21世紀への武道「躰道」を創始して社会に発表しました。現在世界中の多くの人たちが躰道を修練しております。その原点となる佐渡山安恒師範にお会いできたことをいつまでも記憶に残っております。
その時の佐渡山安恒師範の眼光は武道家の目でありました。教え子である祝嶺正献先生を見て懐かしさが瞬時に昔の指導教授した時のことを思い出されたようです。お二人の貴重な写真を撮ることが出来ました。躰道創始者・祝嶺正献最高師範から直接指導を受けた方で思い出等をお知らせください。祝嶺正献最高師範の人柄やエピソードを現在躰道を学んでいる若い人たちへ繋いでいきたいと考えております。