呉越華さんのリサイタル(津田ホール)
メゾ・ソプラノ歌手の呉越華さんのリサイタルに行きました。
会場は千駄ヶ谷駅前の津田ホール。
毎年この会場でリサイタルを開催しています。
歌手にとってはとても音響がよく歌いやすいと評判のホールです。
全席自由席であったので、会場には少し早めに行って開場を待っていました。
女性の観客が多く、満席の状況でした。
私達グループは7名で前から5列目の席に座ることができました。
とても良い席で、呉越華さんの表情も手にとるように分る位置です。
今年は副題として日中国交正常化35周年記念を入れており、日本と中国の曲を選曲してありました。
司会はナレーターとして活躍しているベテランの福田純子さん。
しっとりと落ち着いた語り口で出演者を紹介していきます。
観客は、その進行の語り口に誘導されるようにステージを見守っています。
真っ赤なドレスにを着用した長身の呉越華さんが笑顔で登場してくると万雷の拍手が迎えます。
プログラムの第1部は、日本の叙情歌からスタート。
「平城山(ならやま)」、「初恋」、「落葉松(からまつ)」の3曲を日本語で歌いました。
ピアノ演奏は、東京芸術大学作曲科出身の腰塚賢二氏が担当しておりました。
中国の珍しい楽器である揚琴の演奏が披露されました。
女子十二楽坊の講師を務めており日本でも数多くの演奏を積み重ねている成燕絹さんが、日本古謡の「さくら」を揚琴独奏で演奏してくれました。
今度は黒いドレスに着替えた呉越華さんが中国の歌を力いっぱい披露してくれました。
「小河淌水(小川はせせらぎ)」、「瑪依拉(マイラ)」、「我愛你、中国(愛する中国よ」。
中国語での歌唱は抜群の上手さが光ります。
沖縄民謡の「島唄」、そして呉越華さんが作詞した「星(天人合一)ジュピター」より、で前半は終了しました。
第2部は、真っ白なウエディングドレスでの登場。
「母が教え給いし歌」(ドヴォルザーク)、「アベ・アリア」(シューベルト)、「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ)を聴かせてくれました。
腰塚賢二氏がショパンの「幻想即興曲」をピアノ独奏で演奏してくれましたが、うっとりとするほど魅了する素晴らしい演奏でした。
最後はオペラの3曲。黒のロングドレスの呉越華さん。
カルメンより「ハバネラ」、トロヴァトーレより「炎は燃えて」、カヴァレリア・ルスティカーナより「ママも知るとおり」。
至福のひととき。呉越華さんに花束が沢山の人から贈呈されていました。
アンコールは今年人気の出た曲の「千の風にのって」。
そして最後は、会場の観客と一体となって「赤とんぼ」と「草原情歌」を合唱した。
呉越華さんが最初に中国語で歌い、後半の日本語の部分は全員で合唱となりました。
美しい人が歌うきれいなメゾソプラノの歌声は観客の心を癒してくれました。
(11月22日記 池内和彦)
メゾ・ソプラノ歌手の呉越華さんのリサイタルに行きました。
会場は千駄ヶ谷駅前の津田ホール。
毎年この会場でリサイタルを開催しています。
歌手にとってはとても音響がよく歌いやすいと評判のホールです。
全席自由席であったので、会場には少し早めに行って開場を待っていました。
女性の観客が多く、満席の状況でした。
私達グループは7名で前から5列目の席に座ることができました。
とても良い席で、呉越華さんの表情も手にとるように分る位置です。
今年は副題として日中国交正常化35周年記念を入れており、日本と中国の曲を選曲してありました。
司会はナレーターとして活躍しているベテランの福田純子さん。
しっとりと落ち着いた語り口で出演者を紹介していきます。
観客は、その進行の語り口に誘導されるようにステージを見守っています。
真っ赤なドレスにを着用した長身の呉越華さんが笑顔で登場してくると万雷の拍手が迎えます。
プログラムの第1部は、日本の叙情歌からスタート。
「平城山(ならやま)」、「初恋」、「落葉松(からまつ)」の3曲を日本語で歌いました。
ピアノ演奏は、東京芸術大学作曲科出身の腰塚賢二氏が担当しておりました。
中国の珍しい楽器である揚琴の演奏が披露されました。
女子十二楽坊の講師を務めており日本でも数多くの演奏を積み重ねている成燕絹さんが、日本古謡の「さくら」を揚琴独奏で演奏してくれました。
今度は黒いドレスに着替えた呉越華さんが中国の歌を力いっぱい披露してくれました。
「小河淌水(小川はせせらぎ)」、「瑪依拉(マイラ)」、「我愛你、中国(愛する中国よ」。
中国語での歌唱は抜群の上手さが光ります。
沖縄民謡の「島唄」、そして呉越華さんが作詞した「星(天人合一)ジュピター」より、で前半は終了しました。
第2部は、真っ白なウエディングドレスでの登場。
「母が教え給いし歌」(ドヴォルザーク)、「アベ・アリア」(シューベルト)、「ヴォカリーズ」(ラフマニノフ)を聴かせてくれました。
腰塚賢二氏がショパンの「幻想即興曲」をピアノ独奏で演奏してくれましたが、うっとりとするほど魅了する素晴らしい演奏でした。
最後はオペラの3曲。黒のロングドレスの呉越華さん。
カルメンより「ハバネラ」、トロヴァトーレより「炎は燃えて」、カヴァレリア・ルスティカーナより「ママも知るとおり」。
至福のひととき。呉越華さんに花束が沢山の人から贈呈されていました。
アンコールは今年人気の出た曲の「千の風にのって」。
そして最後は、会場の観客と一体となって「赤とんぼ」と「草原情歌」を合唱した。
呉越華さんが最初に中国語で歌い、後半の日本語の部分は全員で合唱となりました。
美しい人が歌うきれいなメゾソプラノの歌声は観客の心を癒してくれました。
(11月22日記 池内和彦)
呉さんは本当に歌うことが好きなんですね!あれも歌いたい、これも聞かせたい、と歌への愛情がよく伝わってまいりました。
それは選曲の多さとレパートリーの広さでよく分かります。個人的にはオペラのアリアなど洋楽が好きだったのですが、今回のリサイタルでは特に「落葉松(からまつ)」が気に入りました。
まだまだ多くのレパートリーを持つ呉越華さん・・・また次の機会を楽しみにしております。
早速のコメントを有難うございます。
呉越華さんの素晴らしいメゾソプラノの歌唱。
オペラが趣味のtabi-taroさんは、ラストの3曲の歌曲には興味を示したことでしょう。
一生懸命に練習を重ねて、リサイタルで披露した呉越華さんの真摯な姿勢が伺えましたね。
難しい日本語の歌も上手くこなしておりました。
中国語での歌唱は母国語でもあり自信をもって心から歌っていることがこちら側にも伝わってきましたね。
2時間に亘る至福のひとときでした。
有難うございました。