つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

森光子の放浪記

2007年11月20日 | 芸能
                     森光子の「放浪記」

芸術座での「放浪記」公演は、数多く記録している。
その芸術座がリニューアルしてシアタークリエとしてオープンした。
1月から3月までのロングラン公演となるのが森光子の「放浪記」である。
放浪記といえば森光子、森光子といえば放浪記と呼ばれるように認識されている。
芸人もここまで認識されれば本物である。

米寿を迎える年となっても、毎日体力維持のトレーニングを欠かさないという。
舞台で、布団の上でデングリ返しをする森光子の演技は本物である。
年齢よりもとても若く見えるのも、生きがいがあることと若い人たちとの交流があるのも要因であろう。

何事も継続して長く精進していけば望みは成就する。
辰巳柳太郎の「国定忠治」や山本安英の「夕鶴」の公演も「放浪記」に匹敵する回数を重ねている。
○○といえば「△△」である。と呼ばれる人は幸せである。
評価をするのは、本人ではなく一般の人たちなのであるから。

これから森光子の放浪記に相当する人は誰が出てくるだろうか。

(11月20日記 池内和彦)

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