八木政明師範
北海道札幌市在住の躰道の八木政明師範が上京した折、久し振りにお会いして親交を深めました。八木師範(躰道6段教士)は、全日本躰道選手権大会に北海道(北海道大学躰道部員)の選手が多数出場するので応援に駆けつけたものです。前日に開催された日本躰道協会理事会にも北海道選出の理事として参加しました。会議終了後、築地の宿泊ホテルの近くのすし屋で深夜になるまで懇談しました。
八木政明師範は、沖縄県出身で躰道の創始者の祝嶺正献最高師範とは親戚関係にある人です。東京医科歯科大学で歯学部に入学したときに躰道部の前身である玄制流空手道部に入部して鍛錬に励んでいました。八木師範は、空手の型が得意で競技大会では、いつも優勝および入賞していました。大学の合同合宿では直接玄制流の型を指導して貰ったことがあります。
大学卒業後、北海道大学歯学部の教員となって教鞭に務めました。北海道大学の躰道部設立には越川博師範(東京医科歯科大卒)とともに尽力していました。北海道大学躰道部の監督から部長職を担当して学生たちを指導してクラブを大きくしてきました。札幌市内で歯科医院を開業しています。
とてもカメラを愛用する方で、いつもかばんの中に入れて行動しております。上京して祝嶺正献最高師範と会うときは、必ず一緒の写真を撮っておりました。写真の整理をすることが得意な人です。趣味として海中ダイビングにトライしています。故郷の沖縄の海にもぐり、海がめと遭遇してその神秘さに感動したようです。また人の話の内容を真剣に聞く素晴らしい紳士であります。
札幌を訪問した時にも、忙しい時でも必ず時間を取って会ってくれ情報交換をするなど交流を深めました。北海道大学に躰道の指導に出向いた時や、北海道躰道優勝大会の審判で訪問した時にも、その後の懇親会で楽しい話題に盛り上がったことを思い出します。 センチュリーロイヤルホテルの回転展望サロンで語り合ったことは良き思い出となっております。
全日本躰道選手権大会では、北海道大学の選手に熱い声援を送っている姿がとても印象に残ります。隣席で一日中試合を観戦して楽しいひとときを八木政明師範と過ごすことができました。(2008年12月11日記)