穴八幡宮
新宿区西早稲田には歴史の流れを感じさせてくれる「穴八幡宮」があります。
徳川歴代将軍がたびたび参拝し、8代将軍徳川吉宗は、1728年(享保13年)に世嗣の疱瘡平癒祈願のため流鏑馬を奉納した。流鏑馬はその後も世嗣誕生の際や厄除け祈願として奉納され、穴八幡宮に伝わる「流鏑馬絵巻」には1738年(元文3年)に奉納された竹千代(後の10代将軍徳川家治)誕生祝の流鏑馬が描かれている。乗馬の訓練所もあったところで高田馬場として名称が残っております。
江戸の庶民からも信仰を集め、特に蟲封じの祈祷は有名だった。1879年(明治12年)には皇太子(後の大正天皇)の御蟲封祈祷も行っている。
また冬至の「一陽来復」(冬が終わり春が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと)の御守は、商売繁盛や出世、開運に御利益があると言われております。お守りを受け取れる期間は毎年冬至の日から翌年節分の日までであり、冬至の日は特別に午前5時から受け取る事ができる。