ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.8.6 日常生活、再び

2013-08-06 21:57:45 | 日記
 遠出して帰ってきた翌日が月曜日で、これから5日間お仕事、というとなかなかキツい。まあそれがわかっていて出かけたのだし、体力的に不安なら月曜日に大事をとって休暇を取ればよいのだから、自業自得ではあるが。
 年休の残日数に大分余裕が出てきたとはいえ、昨秋のようにいきなり入院することもなきにしもあらず、だ。それを思うとなかなか思い切って休養だけの為に休みを取ることが出来ない。相変わらずの貧乏性である。

 昨朝は3日ぶりに自分のベッドでたっぷり眠ったものの、やはりまだ体が重く、朝いつものようにロキソニンを飲んだだけでは足りず。頭痛と胸痛のため昼食後ももう1錠飲んでなんとかやり過ごした。実際に夏休みをとったのは金曜日の1日だけだったから、それほど仕事が溜まっていたというわけではなかったが、メール処理やら会議やらであっという間に1日が過ぎた。

 昨日は定時に帰宅して、一旦塾から帰宅した息子の夕食を整えてから、すぐに予約していた歯科クリニックへ向かった。前回「麻酔については主治医に確認してから」と治療をペンディングにしていた新しい虫歯。主治医のOKも出て、麻酔を打って削ることに。先生から「(麻酔を打つと)頬の肉を噛んでしまったりするので、この後3,4時間は食事が出来なくなるかもしれませんが、大丈夫ですか?」と問われる。そうはいっても、この場に及んで「では止めます。」とも言えず、まずは麻酔薬を塗った後、注射。ちょっとチクチクする程度だ。少しすると右頬から顎まですっかりしびれ、顔がだらんと垂れ下がる感じが判る。うがいをしてもうまく水を吐き出すことが出来ない。
 ろくに喋れないし、なんとも情けなくイラ立つ。とりあえず深い穴が開いたようだが、仮詰めをしてもらってクリニックを後にした。今日は神経が暴れないように冷たいもの、熱いもの等刺激物は避けて、あまり力をかけないように、とのこと。
 帰宅して夫と一緒に食事を摂ることは出来ず、先生のお言葉通り、食事が出来たのはその3時間後。麻酔が切れた後は一体どうなる事かと思ったが、若干疼く程度で無事だった。

 その間、洗濯物満載のスーツケースが旅先から届き、その片づけものやら洗濯干しやらであっという間にまた寝る時間。
 息子と私の土産物等はスーツケースに詰めていたので、職場へのお土産は今日持参したのだが、夫は月曜日に持っていきたいと、わざわざ息子のリュックに背負わせた。が、昨朝は玄関先にその袋を忘れて行った。やはり忘れ物大王、健在である。

 こうしてまた日常が戻ってきた。
 家族3台のカメラで各自が撮影した花火大会の時の写真を厳選してYさんにお送りした。僅か数日前のことなのに懐かしい気持ちがします、とYさんがおっしゃるが、まさにそのとおり、写真を見ながら不思議な感覚になる。

 本当に旅は行ってよし、帰ってよし。こうして再び日常生活を続けられることに心から感謝である。
 今日は68年目の広島の日。朝、黙祷をしながら改めてこの平和な日常を尊く思う。
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