ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.4.19 何がストレスになるか

2012-04-19 19:47:08 | 日記
 何がストレスになるか・・・これは人によってさまざまだろう。

 愛読している朝日新聞の医療・健康サイトのブログ「町医者だから言いたい!」は、前にも、このブログで紹介したことがあったと記憶しているが、先日、長尾和弘先生の記事で、(そうそう!私も同じ!)と思った部分があったので、一部転載させて頂く。

※  ※  ※(転載開始)

【730回】 行列のできる診療所 閑古鳥が鳴くクリニック [12/04/17]  長尾和宏
        
 17年前、尼崎で開業した当時は閑古鳥状態でした。患者さんが一人も来られない日もありました。やっと来られた患者さんとは、1時間話し込みました。
 患者さんが来ていただけないという現実は本当に辛いです。やることが無いことほど辛いストレスはありません。業者さんとお喋りするか、昼寝をするくらいでした。
 しかし地道に頑張っていると徐々に徐々にですが、患者さんが増えてきました。患者さんはジーと、私を観察していたのです。
開業3年目のある朝、いつものようにシャッターを上げようと、商店街を歩き、近づきました。すると、なんと2人も患者さんが待っていました。
 そう、開店前にはじめて、行列が出来ていたのです。たった2人ですが、我が人生にとって初めての行列。嬉しかったあの瞬間を、今も忘れません。

(以下略)(転載終了)※  ※  ※

 そう、私にとっても「やることがないほど辛いストレスはない」のだ。「フルタイムで働いて、毎週一日がかりで病院で治療して、土日も体調悪いと言いながらなんだかんだと出歩いて、無理していないですか?」と聞かれることがある。

 私は、以前にも書いたが、手帳に予定が入るとほっとする。真っ白だったり、入れていた予定がこなせなくて二重線をひくとガッカリする。我ながら単純で、つくづく貧乏症なのである。

 だから仕事でもなんでも、出来ることなら先延ばしにはしないで、先回りしてどんどんやってしまいたい。
 四半世紀以上前、新規採用で働き始めた頃(今に比べてゆったりした古き良き時代だったから、仕事の量は本当に加減して頂いていた。)、先回りしていろいろ準備したら、結局、変更されて使えなくなってしまった資料があった。後から、先輩には「だから、そんなに早くから準備することはないんだ!」とお小言を頂いた記憶がある。

 もちろん、ずっとそんなペースで仕事を続けてこられたわけではなく、子育て中は保育園のお迎えがあったから、自転車操業で、土日出勤で帳尻合わせをしていた。また、再発治療が始まってからというもの、以前よりずっと緩く暮らしているつもりだ。フルタイムとはいえ、仕事が以前に比べて明らかに残業や休日出勤が少なくなっているし、部下の人事管理等からもフリーの立場となり、マイペースで出来るからなのだと思う。

 さらに土日出かけることについては、自分の好きなこと-友人とのランチや講習会、マッサージやリフレクソロジー、ヨガ等自分のメンテのための時間-にほぼ限っているから、これでストレスを感じることは、ない。

 そう考えると、今ほど毎日やることがきちんとあってストレスフリーな時間を過ごしていることはなかった、のかもしれない。これで免疫力が下がっていたら申し訳ないくらいだ。今の生活を続けさせて頂いていることに感謝したい。

 もちろん人さまざまではある。何もしないでいる時間が必要で(それも沢山あった方がよく)、予定がビッチリ入っているなどとんでもない!という方もいらっしゃるだろう(ちなみに夫も息子がそうである。)。
 自分にとってストレスフリーがどんな状態なのか、きちんと見極めることが心穏やかに暮らしていく上で、必要なのだと思う。

 さて、体調。昨夜は、息子が今月からようやく通い始めた新しい塾の通塾日。夫もそれに合わせて時間調整の遅めの帰宅だったので、帰宅後はマイペースで片づけものや食事の支度等が出来て、とても有難かった。
 治療から帰った時に、誰かが既に家にいて、食事の支度を待っているというシュチュエーションはとてもプレッシャーなのだ。まだ何の支度も出来ていない・・・という強迫観念を持っても仕方ないのはわかっているのだが。

 夕食も少なめにとり、マグラックスとロキソニンを飲む。今日は眠れそう、とサプライズプレゼントのアロマバスボムでゆっくり入浴し、夜中に足が攣らないように夫に足をマッサージしてもらって、12時前にはベッドへ。寝付きはそれほど悪くなかったが、2時に一度目覚め、その後もまもなく二度寝が出来たが、さらに4時には目覚めてしまう。それでも、その後も何とか目覚ましが鳴る前まで寝付くことが出来た。分断されたが5時間程度は睡眠が確保出来たということだ。
 朝はやはり気持ち悪さがあったが、ナウゼリンを飲んでからゆっくり少なめにお腹に入れて、イメンド80㎎、デカドロン1錠、ロキソニン、マグラックスを飲んで出勤した。
 なんとなく火照っていて気持ち悪さはあるが、薬が効いていて順調に仕事はこなせた。このままうまくステロイドとお別れ出来るとよいのだけれど。

 昼食もナウゼリンを飲んでから、無事にとることが出来た。当然のことながらムカつきはあるが、とにかく何とか食べられるのは何よりだ。(大丈夫、大丈夫)の呪文が効いているのかもしれない。
 けれど夕方帰る頃には火照りが酷くなり、帰宅するとやはり張っていた気が緩んでぐったりする。そうはいっても着替えもまだの私に「腹減った!」と騒ぐ息子の食事の支度。私は空腹感がなく、一緒には食べられず仕舞い。食欲旺盛って羨ましい!



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2012.4.18 ナベルビン29クール2回目、ゾメタ69回目

2012-04-18 20:55:06 | 治療日記
 朝、ずいぶん明るくなり、そして暖かくなった。寒く暗かった頃よりも、ベッドから起き出すハードルが低いように思う。
 今朝も2人を送り出してから、いつもの通り家を出た。途中、乗換駅の混雑でスムーズに歩けず、あわや1台乗り過ごしそうだった。何とか間に合い、半分ほど行った辺りで座席に座ることも出来、いつも通りの時間に病院に入れてほっとした。朝の10分の遅れが、次から次へと効いてきて、最後には小一時間遅くなることはざらにある。
 今日は診察前に何も検査がないので、売店でお水を買い、自動血圧測定器で測定した後は「中待合にどうぞ」の番号ランプが点くまで読書を楽しむ。今日の血圧は96-52、脈拍は95。

 小一時間待って、中待合に入り、さらに15分ほどで診察室に入った。
 「さて(どうでしたか)・・・」と先生がこちらを窺う。「おかげさまで思いのほか大丈夫でした。土曜日も出かけることが出来、ナウゼリンの力は借りましたが、日曜日からは食欲も戻りました。怠さや胸痛もありましたが、それほど酷くはありません。当日と翌日は眠れず、早朝覚醒してしまうということはありますが・・」とお話する。「じゃあ、(デカドロン)1錠にしてみますか。」ということで、デカドロンをまたも減らすことになった。ナウゼリンの力も借りながら、吐き気が酷くなようならまた2錠に戻すということも視野に入れての対応。デカドロンを止めれば不眠も解消されるだろう。診察室での検温は36度6分。
 次週は嬉しい休薬。2週間後、診察前に心エコーと採血。レントゲンはその翌週回し、ということで予約が入り、イメンドとデカドロンが処方され診察室を後にした。

 化学療法室へ移動。10分ほどで窓際の一番端の席に案内された。その後、看護師KWさんの前でイメンド125mgを飲む。そして、10分ほどで針刺し名人看護師Oさんからベッドへどうぞ、と案内され、ニューフェイスの看護師さんに、私のポートの様子やテープにかぶれること等を説明しながら、針刺。いつもながら痛みがなくお見事。
 席に戻って「私のノート」をKWさんにお渡しした。「(投与後の昼から数日間)マグラックスは飲んでいても、便秘が辛そうですね。」と言われる。確かに食欲不振もあってなかなかすんなりお通じがなく、治療日前日にようやく復調し、水曜日にまた投与、というのがいつものパターンだ。「ステロイドにも便秘の副作用があるので、これから減らせるといいですね。」とお話があった。
 薬が届き、イメンドが効き始める時間を見計らってから点滴開始。今日はグラニセトロン+デキサート、ナベルビン、生理食塩水、ゾメタ、生理食塩水の5本。

 点滴前半はそれほど眠さが酷くなく、順調に本が読めた。が、後半はやはり眠さに耐えかねて本も眼も閉じる羽目に。2時間ほどで無事終了。今日は、一番新しく化学療法室にいらした看護師KRさんが血圧測定と抜針。血圧は101-59、脈拍は74。KRさんに抜いて頂くのは初めてなので、ちょっと緊張したが、殆ど衝撃もなく、無事終了。今日は針のラッキー・デーだった。

 会計に移動し、待つこと30分ほど。病院を出ると、風が暖かい。先週満開だった桜は殆ど散ってしまって葉桜だ。次回は若葉が綺麗なことだろう。
 薬局に移動して、ここでは待つこと15分ほどで、いつになくスムーズだった。7年間使ったお薬手帳が一杯になり、新しいものになった。

 今日の病院と薬局滞在時間は4時間半。きわめて順調だった。
 ランチタイムにはゆっくり時間をかけて食事をし、たっぷり水分を摂れた。抗がん剤投与の日は少しでも沢山水分を摂って、腎臓に薬が留まる時間を少なくしたいところだ。マグラックスも飲み、切りの良い所まで読書もして、満足に過ごした。今日は2冊読めた。先月からずっと読書日記が更新出来ていないのが気になる。読むそばから忘れていくので、書き留めておきたいと思っているのだが…。

 帰宅すると今月第2回目のお花が届いていた。ピンクのスターチス2本と白、オレンジ、ローズのアルストロメリアが2本ずつ。それぞれ「上品」と「凛々しさ」だそうだ。暖かくなり、お花が開くのも早くなってきた。少しでも長く楽しむために、水切りをして花瓶の水もこまめに交換してあげないといけない時期がやってきた。

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2012.4.17 どうする?薬の飲み忘れ

2012-04-17 18:56:03 | 日記
 朝日新聞の医療・健康サイト「アピタル」で興味深い記事を見つけたので、以下転載させて頂く。

 実際の記事には写真やグラフも掲載されているが、ここでは活字だけに留めている。筆者の守屋さんは株式会社メディエイド事業企画室室長。このブログでは、闘病体験活用型の医療サービスを中心に、国内外の医療×(かける)ネットサービスの最新動向を伝えておられる。

※  ※  ※(転載開始)

「薬の飲み忘れ」を防ぐ工夫 [12/04/16] 守屋充雄

 痛風持ちの友人がいる。毎朝、薬を服用している。彼は、こうして毎日きちんと薬を服用し、尿酸をコントロールすることで、大好きなビールをまた飲み始めている。
 ところが、薬を飲まないでも痛風が起きない時は起きないものだ。だから、薬の大切さをすぐに忘れる。そして、年に2~3回、痛風発作が起き、「ああ、飲んでおけばよかった」と後悔を繰り返す。

 アピタルをご覧になっている方にも、似たような経験をされた方もいらっしゃるのではないだろうか。

 そんな方に向けて、画期的な錠剤ケースが、米国で発売されている。この錠剤ケースは、服薬時刻が来ると、光る・音が鳴る機能が付いている。これだけであれば何てことはない。だが、この錠剤ケースはインターネットに接続されており、次のようなユニークなサービスが提供されている。

•リマインダー:服薬時刻が来ても錠剤ケースが開けられないと電話が鳴る・メールが飛ぶ
•ソーシャル・サポート:服薬状態データが、定期的に家族や友人にメール送付される
•調剤薬局通知:調剤薬局に薬がなくなりそうなことを通知する
•医師への服薬状態報告:かかりつけ医に定期的に服薬状態レポートが送付される

 この錠剤ケースサービス“GlowCaps(意味は、「光るケース」)”を使用した効果のほどはいかがなものか?
 この錠剤ケースサービスを提供している会社(VITALITY社)が、大学病院などとの共同研究で実験した結果によれば、GlowCaps未使用者が、約70%の服薬率(100回薬を飲む必要があったとして70回の服薬)であったのに対し、GlowCaps使用者は95% を超えたそうである。
 みなさんは、薬の飲み忘れ防止策どうしてますか?

(転載終了)※  ※  ※

 短期間に服薬する場合や対症療法として薬を飲む場合、「飲み忘れ」というトラブルはそうそう起きないと思うが、長期に服薬する場合、そうはいかない。実際飲み忘れの経験は私にもあった。

 初発後、再発防止のために服薬したホルモン剤・ノルバデックスは、5年間の予定で飲み始めたもの。結局再発が分かるまで3年弱飲み続けることになったが、その間、何回か飲み忘れたことがあった。
 注意書きには、もし飲み忘れても絶対に2回分飲んではいけないと明記されていたので、結局、次に飲む時間が迫っていると、その回は飲みとばすことになる。

 朝食後に1回飲むはずの薬を、朝寝坊して朝食を取らなかったばかりに・・・というケースが多い。
 海外出張等で時差があって・・・という時はどうするのだろう、と自分には直接関係のないことまで気になり始めると気になってしまう。それほど神経質にならなくてもよいのかどうか。それでもがんの再発防止がかかっている薬、となればやはり神経質にもなるだろう。
 薬袋に日にちを書いたり、薬そのものに飲む日を書き込んだり、その日の分を小分けしてピルケースに入れたり・・・、人によっていろいろ飲み忘れ防止の工夫があるだろう。

 今は点滴とその後の副作用対策の薬を服用するだけなので、常時内服薬のお世話になってはいない。けれど、今後、薬をチェンジすることになって内服薬に変わる可能性もある。こうしたグッズは需要があるからこそ生まれるものなのだな、と思う。

 今日も肌寒い一日だった。午後は突然真っ暗になり雷雨の荒天となったが、帰宅するときには幸い青空だった。こうして気圧の変動が激しく、寒いと痛い、の悪循環が戻ってきそうで嫌な感じ。
 夫は宴会、息子は部活なので、帰宅後、ダッシュで夕飯の支度をせずとも大丈夫そうなのが嬉しい。ゆっくりのんびりした気持ちのまま、明日の治療に備えたい。
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2012.4.16 窓口で想い出すこと

2012-04-16 20:57:17 | 日記
 4月後半スタート。2週間すればゴールデン・ウィークに突入する。今年も3分の1が過ぎようとしている、ということだ。本当に早い。
 今日も相変わらずの花曇り。風が吹くと、花吹雪が凄い。歩いていても顔に花びらがあたってくる。遊歩道の上は花びらで一杯だが、踏むのを憚っていると、足をつく場所がない。なのに、いまだ寒さが残る感じ。
 家の中の春の話題と言えば、3月の訪れとともに花開いた、とこのブログでも書いたミニ胡蝶蘭が、先週末、9つあった蕾を全て、立派に花開かせた。何とも健気なことだ。

 大学では、今日も夕方からガイダンス。授業が開始して1週間。実際に授業に出てみた感触で正式な履修登録が始まる。
 自分が学生であった時には、こんなに長いこと大学職員をやっていようとは努々思わなかった。本当に不思議だ。

 学生時代、学部の事務室というところは「手」だけ出てくるところだった。小さな窓口から「手」だけ。さしずめ昔の映画のチケット売り場という感じで、証明書等のやりとりがあったことを記憶している。顔は見えなかった。
 事務室の職員とは、そのくらいしか繋がりがなかった。在籍中、何か特別なことをお願いしたわけでもなく、呼び出されたこともなく、淡々と学年末に成績表を受け取りに行ったり、学割をもらった程度だ。

 一方、私が勤務している大学の事務室では、普段は閉めている大きな窓ガラスを開けて対面する方式。今の時期は窓口が混んでいるから、事務室のドアから出て、複数人が廊下で対応することもある。
 かくいう私も、こうして窓口に出るようになったのは、休職が明けてからのこの数年のこと。それまでは、大学勤務といっても内部管理の仕事だったから、直接窓口で若い人たちと接することはなかった。言ってみれば、大学に勤めているとはいっても他の組織と同じような仕事なので、本来の大学勤務の醍醐味を知らなかったのだな、と思う。

 こうして息子の年齢と同じ年数、この職場に勤務しているのも何かのご縁だ。若いエネルギーをもらいながら日々、元気に過ごしていきたい。

 さて、体調。すっかり食欲も戻り、空腹感が戻ってきて本当に嬉しい。甘い物も欲しい。けれど、寒さのせいか気圧のせいか、また胸痛が嫌な感じで出てきてしまった。

 今日は、一昨日のアロマテラピー講習会で作ってきた、アロマの香りが楽しみなバスボムでゆっくり暖まってからベッドに入ろうと思う。

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2012.4.15 穏やかな日曜日 義母と「紅茶の本」のこと

2012-04-15 21:20:13 | 日記
 早くも4月中旬になった。
 昨日は本当に寒い一日だったが、今日はまた暖かさが戻った。昨日は治療後の週末、久しぶりにひとりで都心に出かけた。新しい出逢いと経験があり、興奮気味で疲れていたせいか、たっぷり眠った。
 朝のうちはまだ気持ち悪さが残っており、朝食前にはナウゼリンの助けを借りた。そして、すっきりしない感じのまま、予約していたマッサージに出かけた。
 空腹なのになんとなく胃もたれしたような、つっかえた感じが続いている。けれど、今回は、怠さは殆ど感じない。

 マッサージの施術が始まると、いつしかウトウトしてしまう。何ともずうずうしいいつものパターンだ。

 その後、夫と息子と合流してランチと買い物を済ませた。昼食の時間になると、ようやく食べ物の味が分かってきて、美味しさを感じられるようになった。
 2人と別れてヨガスタジオへ。いつも参加しているリンパプラスヨガのクラスを予約していたつもりだったが、行ってみたら、今週は変則でヨガ・ベーシックのクラスになっていた。
 汗を流すうちに、最初は気になっていた胸のつかえや胃もたれの感じがだんだん和らいできた。そして、シャワーを浴びて帰宅する頃には、随分シャンとして気持ちがすっきりした。

 夕食は、食前にナウゼリンも飲まず美味しく食べることが出来た。食後のお茶も美味しく飲んだ。あと2日元気に過ごせば、また治療日がやってくる。
 穏やかな日曜日だ。昨日の雨でいよいよもう終わりかしら、と諦めていた桜も、まだまだ散ってはいなかった。若葉がだんだん優勢にはなってきているけれど。

 昨日、夫は義母の見舞いに出かけた。これまでの話では、6月末の退院と同時に一番近い特別養護老人ホームに入所出来そうということだったので、夫ともどもすっかり安心していた。だが、週末、義妹から連絡があり、待機者が50人いる状況なので、別の老人ホームへの入所も視野に入れて今後のことを相談したい、ということで慌てた。出かけた夫から、もしかしたら別の施設を見学に行くことになるかもしれないので、義妹宅に泊まるかもしれないという連絡もあった。
 結局、先方との打ち合わせでなんとか目途が立ったというが、夫はすっかり憔悴して夜遅く帰宅した。

 6か月あれば何とか・・・と思っていたが、既に入院して4か月半になろうとしている。あっという間である。
 義母は、認知度が大分低下してきているようで、加えて、腎臓機能が下がって尿量が減っているらしい。それもまた心配なことだ。希望の施設に入所出来ることを祈りたい。

 今日は、通販で随分前に予約購入していた「紅茶の本(ブック オブ ティー・フォー レディーズ)」が届いた。女性にお薦めのお茶30種がティーバックで楽しめます、という触れ込み。美しく健康であるために、というハーブティや、お休み前の一杯に、というノンカフェインのもの、食後のデザート代わりの甘い風味のもの、優雅な気持ちになりたいときに、体を温めたいときに、明るい気分になりたいときに、などの効能書きでパステルカラーのグラデーション・パッケージに入った30種類。何となく微笑んでしまう。
 以前、第1弾の「体験する紅茶の本(ブック オブ ティー)」も買ったのだが、その時は産地を代表する銘茶、ブレンドティ、フレーバーティでシックな赤の本の装丁だった。今回は女性のための、ということでピンクの本を模したケースに入っていて、何とも春らしい。ティーバックトレイは両方とも白の陶器だが、マグカップコジーは前回のものがこげ茶で、今回のものはピンク。

 ゆっくりとティータイムを楽しみつつ心穏やかに春の日を過ごしたい。
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