ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.7.25 ハーセプチン158回目(3倍量21回目)、ゾメタ73回目

2012-07-25 20:10:31 | 治療日記
 今日は朝から気温が高く、強い陽射し。予報によれば、一休みしていた暑さがぶり返し、これから半月は夏らしい日が続くようだ。それにしても、夏休み中の息子が家にいてまったりしていると、どうも調子が狂う。

 いつもどおり家を出たが、最寄駅で電車が数分遅れており、乗換駅であわや乗れないかもとドキドキしたが、何とか飛び乗ることが出来た。病院の最寄駅は新幹線の停車駅でもあり、大荷物を持った家族連れ等で混雑していた。世は夏休みなのだな、と思いつつ、いつもと同じ時間に病院に到着した。
 
 今日はまず2階のレントゲン受付へ。10分ほど待って、無事撮影終了。1階に戻って腫瘍内科受付後、自動血圧測定器で血圧測定。107-62、脈は83。
 それから「中待合へどうぞ」の番号ランプが点くまで一時間弱。今日はどうも混んでいる様子だ。それからさらに小一時間待ってようやく診察室から先生がお顔を出し、名前を呼ばれた。

 先生から「3週間ぶりだと長いですね。」とのご挨拶。思わず「はい、お久しぶりです。」と応えてしまった。「3週間本当に元気で、ご報告するようなことはあまりないのですが、強いて言えば瞼のかぶれがまだ残っていること、一度締め付けられそうな息苦しい胸部痛があったこと、左足の中指の爪がまた脱落したこと、今朝、久しぶりに胸の傷跡が痛んだことくらいです。」とお話する。診察室での検温は36度7分。
 レントゲンの結果をPCの画面で見せてもらう。6月と前回7月初めほどの差はないようで微妙だという。待ったなしで治療変更の必要はなさそうという判断だ。おそらく腫瘍は5月半ばにCTを撮った時よりも大きくなっているだろうが、決定的なほどの増悪ではないので、悩ましいとのことだ。

 5月末から始めた今のホルモン剤の治療の効果はどうなのかをみるために、8月中にもう一度CTを撮って確認しましょう、ということになった。ホルモン剤フェアストンを飲み始めて今日で8週間だが、効果が出るのに2,3ヶ月は待ちたいので、撮影は8月後半の方が良いと思うとのことで、8月22日に造影CTを予約した。

 次回の診察予約は3週間後。その翌週がCT撮影のため、レントゲンはなしで採血のみ。今回同様ハーセプチンとゾメタの治療を続ける。その翌週CT撮影。CT画像結果を聞くのはその2週間後の9月第1週になる。
 画像診断によりホルモン剤の効果なしという判断なら、ハーセプチンは止めてゾメタのみ点滴する。翌9月第2週からアンスラサイクリン系開始(ハーセプチンとアンスラサイクリン系はともに心毒性なので併用は出来ない。せめて3週間は間を開けたい。)とする。

 待ったなしで薬チェンジという事態よりも喜ぶべきだろうけれど、以前、出来れば寒くなる前に治療が終わるように、夏休みから開始した方が有難いという希望をお話していたので、先生は、「このタイミングではどうでしょう。」と聞いてくださる。確かに、ここのところ、本当に体調が良く、病気であることを忘れるほどであるし、今の治療を続けていけるならこんなに楽なことはない(いつまででも続けられそう)とお答えする。
 結局当初は8月第2週から開始する予定だったが、こうしてまた5週間の執行猶予となった。

 化学療法室へ移動。混んでいると見えて、看護師さんたちがなかなか待合椅子まで来てくださらない。20分ほど待って、病棟の看護師Bさんから内側の席に案内される。針刺しもBさん。針刺し名人のOさんが今週夏休みということで、助っ人にいらしているとのこと。今日はやけに混んでいててんてこ舞いだとおっしゃる。痛みはそれほどでなく、20分ほどして薬が届き、点滴開始。看護師KRさんが「『私のノート』を見せてくださいね。」と持って行かれたが、今回は殆ど特記事項等ないほど平和でした、とお話した。

 今日はハーセプチン、生理食塩水、ゾメタ、生理食塩水の4本。2時間半弱で順調に終了。薬の交換を知らせるポンプのブザーがあちこちで忙しく鳴り響き、看護師さんたちはかなりテンパっていた。普段はゆったりしているOkさんも「頭から湯気が出そう!」とのことだった。終了時の血圧は109-68。抜針はOkさん。痛みは若干あったが、衝撃はなくほっとした。

 会計が出来るまで10分ほど待ち、自動支払機で支払後、院外薬局へ移動。薬局も人で溢れていて座る場所もない。結局一時間待ち。薬剤師さんも「今日はびっくりするほど混んでいます。」と言われた。夏休み前の駆け込み予約なのかどうか。本日の病院と薬局の滞在時間は6時間弱。なんとかランチタイムに滑り込むことが出来た。

 ゆっくり読みかけの本を読み、外に出ると、雨が降りそうな空気の匂い。やはり少しの時間ポツポツと小雨が降ったが、特に涼しくもなく湿度が高く蒸し暑い帰路になった。
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2012.7.23 ひよこさん、さようなら

2012-07-23 21:11:23 | 日記
 昨夜、就寝前に何気なく開けたブログを見て、言葉を失った。
 ひよこさんのブログがご家族の手で更新されていたのだ。

“応援してくださっている皆様へ
「ひよこ」は永眠いたしました。今まで、「ひよこ」に温かいコメントを寄せて頂きありがとうございました。”というもの。

 ああ、いつかはそんな日が来るのだということは、頭のどこかでは分かっていた筈なのだけれど、やはり動揺が隠せなかった。

 お悔みのコメントが続いている。
 最後にご本人が更新されたのは、奇しくも先月の17日。私の誕生日のことだった。“肝機能障害が出ており、もう積極的治療は終わりにしたい。”とする「決断」という記事だった。

 私より2歳下で同じ6月生まれでいらしたから、40代最後のお誕生日を迎えられたばかりだ。

 思えば、ナベルビンの副作用が思いのほか酷く、その情報を探して辿り着いたのがひよこさんのブログだった。素敵な写真と繊細な文章に癒されるファンは数多かったと思う。コメントを差し上げるようになったところ、お返事もとても丁寧な方だった。
 昨年の6月末、患者会のゲストとして上京されたことがあった。その時は折り悪く合唱練習と重なっていた。迷った挙句練習に参加し、お目にかかれなかったのが、今も悔やまれる。
 改めて、“会える時に会う、出向ける時に出向く”ということの大切さを痛感する。

 その後、何度かメールのやりとりをさせて頂いていた。そして、秋になったら一度お目にかかりましょうという計画もあった。けれど、夏に脳転移された後は、開頭手術で長期入院され、10月以降、5カ月間ブログの更新がなかった。5カ月ぶりの3月半ば「残された時間」という記事の後、5月半ばにアブラキサン治療をされており、金環日食を見ることが目下の楽しみ、という記事を書かれており、少し落ち着いているのでは、と思っていた。

 更新がないまま、最近では、心ないコメントが寄せられることもしばしば。ご本人がどのくらいまで読んでいらしたかは知る由もないが、最近、ランキングへの参加を止められたのは、そんなことがあってのことか、と思ったりしていた。
 ブログを書いている立場からすると、ランキングに参加することでより多くの読者が訪れてくれることは、間違いなく励みになる。けれど、これも哀しいかな、両刃の剣で、同じ病を持つ患者やその関係者だけではなく、全く病とは関係なく、がん患者がどのように弱っていくのか、どう亡くなっていくかということについてあたかも興味本位のようなコメントを入れる読者たちも、いなくはない。

 今、彼女が天国に旅立たれたことについて、コメント欄に寄せる言葉が見つからず、立ちすくんでいる。
 昨春、彼女がこのブログに寄せてくださったコメントを下記に転載し、ご冥福を心からお祈りしたい。
 ひよこさん、ありがとうございました。さようなら。貴女のこと、忘れません。
 合掌。

※  ※  ※(転載開始)

「どうぞの椅子」に揺られて思うこと (ひよこ) 2011-04-05 08:58:21

いつもコメントを寄せて頂きありがとうございます。過去の記事にも登場させていただきましたひよこと申します。
ほぼ毎日のように更新されているこちらのブログは、「ブログ」というジャンルを超え「コラム」を読む感覚で毎日読ませていただいております。
素人離れしたタッチはとても素晴らしく、故に敷居が高くなかなかコメントも付けられずにいました。

>つまらないブログ・・私を含めてきっと誰もがそんな風には思っていませんよ。なんでもない日常、平凡に暮らすこと、そんな当たり前のことこそが病と共存する私たちの生きる喜びなのですから。
読み手の評価など気になさらず、これからもどうぞロッキングチェアさんらしい日常を綴って下さればと願っています。

治療の副作用、花粉症の症状など重なるとお辛いですね。上手く気分転換しながら乗り越えられますよう応援しています。
御子息の進学おめでとうございます。晴れの日が文字通り桜満開の青天の門出でありますように・・

(転載終了)※  ※  ※
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2012.7.22 冷や汗たらたら…合唱練習

2012-07-22 22:56:00 | 合唱
 前回の校友会音楽祭合唱練習から早くも半月が経ち、今日が2回目となった。
 当初は朝の骨盤調整ヨガに参加してリラックスした後、その足で出かけてしまおうかという魂胆だったのだが、ふと我に返ると、家事がお留守だったことに気づき、ヨガをキャンセルして掃除と洗濯をざっと済ませた。

 夫と息子は、鉄研部誌に掲載する鉄道写真撮影のため、都心まで出かけることになっていた。彼らと一緒に出かけるとドタバタになるのが常なので、一足先に送り出してから出かけた。
 朝から、今にも雨が降り出しそうなお天気。昨日よりは気温が上がるとのことだったが、それほどでもなく肌寒い。

 途中で軽食をとったので、予定より急行一台分到着が遅れてしまった。いつも通りのスケジュールなら、まだ発声練習をしている頃だろうと、高を括って練習場に入ると、既に練習は始まっていた。そして、全く予想外だったことに、まもなく指揮者の先生がお見えになるということが判る。
 先生がお見えになると判っていたら、もうちょっとしっかり予習復習をしたのに・・・と思ってみたところで、後の祭り。
 4年連続で参加しているが、これまでは8月後半くらいの時期に、音取りがしっかり終わって、ある程度曲らしい形になってきてから先生に見て頂くのが常だった。7月、練習に参加したのはこれで2回だけ、しかも、全曲ともまだきちんと音取りも出来ていないという、情けなくもあやふやな状態で、殆ど真正面に先生のお顔を拝む!という事態に、思わず白旗を上げて帰りたくなってしまった。

 邦人の曲ではソプラノ、アルト、テノール、バスと並ぶが、今日はミサ並びということで、前列に女性、後列に男性のフォーメーション。前回殆どリズム読みしかしていないフランス語のミサ曲も練習する、ということが予想され、ますます気分が悪くなった。
 私が会場に入った時には、ソプラノは大先輩のお二人しかいなかった。お二人とも前回は姿が見えなかったので、今日が初回のご様子。「頼りにしているわ~」とささやかれるも、とんでもございません状態である。
 とりあえずYou Tube等で復習した邦人曲はすんなり終わったが、続いての英語曲は、それぞれのパートがトップとセカンドに別れる。その後遅れてきた同期の友人を入れてもソプラノは総勢4人。殆どソロ、ソリという状態だった。
 アルトが8人いらしていたのを横目に、現役の助っ人もなく、いやはやトホホ・・・である。不安だったので、今日の練習で他の人の声を聴きながら確かめようと思っていた部分は、案の定、先生から「(歌えていない)ソプラノのセカンドだけ」とのご指導で、先輩と2人、出ない声と取り切れないリズムに泣きたくなった。
 その後、邦人曲、ミサ曲、邦人曲と流してあっという間に3時間が経過した。

 帰りは同期生と一緒にターミナル駅まで戻ってきた。出来がボロボロなのは事実だけれど、それでも先生が振ると不思議と曲らしくなるね、ということで一致する。音が繋がってメロディになり、ハーモニーの中に身を委ねられるようになるのはまだ当分先だろうが、次回9月初旬に予定されているという先生の練習日まで、自宅で予習復習もしつつ、8月にある2回の練習にしっかり出ないと、と反省する。
 と同時に、予定通り8月から薬をアンスラサイクリン系にチェンジすることになったら、8月後半の練習に参加出来るのかしら、と不安も残る。が、その時はその時。体調次第で舞台に上がれないことになろうと、参加出来る時は練習に行こうと始めたのだから、今はよけいなことを考えずに音とりあるのみ、である。

 ターミナル駅で夫と息子と合流し、夕食を済ませ、買い物をして帰宅した。息子はカメラを新調してもらい、ご機嫌である。
 最寄り駅に降りると、外はまた冷たい霧雨が降っていた。明日は30度になるというが、本当にこんなお天気では、体調管理が大変である。
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2012.7.21 パディントンと一緒!-プチ虹のサロン

2012-07-21 22:21:14 | 日記
 昨日に続いて、今日も肌寒い。
 朝はゆっくり寝坊。遅い朝食の後、息子をスポーツクラブに追い出し、夫をクリニックと歯医者に送り出し、昨日半袖のアンサンブルを着て出かけて大失敗だった私は長袖を着込み、ストールを持参してプチ虹のサロンの月例会に出かけた。
 
 出かけた時は曇りだったのだが、会場の最寄駅に到着して階段を上ると、土砂降りの雨でびっくり。持っていたのは晴雨兼用傘だったが、雨傘を持ってくるべきだったな、と早速後悔した。

 今日の会場はいつものパーティルームだが、新しく“パディントンルーム”なるものが登場したことを知り、リクエストしておいた。
 「いつもより大分大きなお部屋なので、5名様ではちょっと落ち着かないかもしれません。」とのことだったが、新し物好きの血が騒ぎ、「空いているなら是非!」と頼んでおいて大正解。

 パディントンのDVDが流れ、壁にはパディントンの絵や装飾が施され、可愛いパディントンベアのぬいぐるみたちが一緒にソファに座っていた。メンバーには「今日はお部屋がサプライズです」とお知らせしてあったけれど、ぬいぐるみを抱っこして嬉しそうなメンバーを見て、こちらもにこにこしてしまった。
 そうそう、一つ大発見。パディントンベアはご存知のとおりいつも帽子を被っているので、全く気付かなかったのだが、DVDを見て体はベージュなのに耳だけが黒いのに気づき、ぬいぐるみの帽子を取ってみたら、本当に耳が黒くなっていて驚いた。ちなみにKさんのお宅にも大きなパデイントンベアのぬいぐるみがあり、お帰りになってから確認したら耳が黒かったとのこと。「こんなことは初めて知ったね。」と皆でひとしきり盛り上がった。
 来月ももし、この部屋が空いているならと確認したが、ロンドンオリンピックをイメージした期間限定のお部屋なので、オリンピック終了とともに終わってしまうとのこと。今回使えたのは本当にラッキーだった。
 ランチメニューに、パディントンが大好きな「マーマレード」のロールサンドイッチが付いていたのもご愛嬌。

 すっかり顔なじみになったウエイターさんが、痒い所に手が届くほど至れり尽くせりのサービスをしてくれて嬉しい。なんといっても5時間もの長い間、お料理や飲み物をサービスしてくれる時以外は原則放っておいてくれる。普通のレストランでは、隣の席の人達が小耳に挟んだら引いてしまうであろう抗がん剤の副作用やら何やら、結構シビアな会話が飛び交う私たち。こうした場所は何より有難い。

 そして今日2つ目のサプライズはSさんのお誕生日祝い。“Happy Birthday Song”のDVDを流してもらって、皆で歌い、ろうそくを吹き消すセレモニーは何度やっても盛り上がる。「また来年もお祝いしましょうね。」と言い合うのが心強い。
 先月は、Tさんと私のために苺のデコレーションケーキを用意して頂いたが、2ヶ月連続だったので今日は趣向を変えてチョコレートケーキにしてもらった。とてもお洒落なデコレーションで美味だった。Sさんも喜んでくださって、満足。

 それにしても、いつものことながら不思議なくらいあっという間に過ぎる5時間だ。
 メンバーそれぞれが、治療薬の変更やら新たに出てしまった副作用の話やら、お家のことなど悩みは尽きない。
 次回は夏休みの報告とともに、暑気払いの予定である。

 帰路は雨が止んでいてほっとした。帰宅すると食事当番の夫が夕食を用意してくれていた。良い一日だった。
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2012.7.20 肌寒い中、職場の健康診断

2012-07-20 23:06:24 | 日記
 今日は職場の健康診断。普段は自分がいるキャンパスで受診するが、今回はちょうど夏休みを取る週に重なってしまったので、別キャンパスで一足先に受けることになった。
 いつも、梅雨が明けて夏本番となる暑い盛りの時期に実施される。汗だくで順番待ちをするが、レントゲン前の絶食よりも水分が摂れないのがより辛いと感じる。だが、今年は突然肌寒い日にあたり、それほど喉の渇きを感じることなく、なんだか調子が狂ってしまう。

 このキャンパスには普段あまり出向くことはないが、実は実家からの徒歩圏にある。卒業した中学校が向かいに位置していて、久しぶりに懐かしく眺めた。私が勤務しているメインのキャンパスとは絶対的に人の数が違うからか、静かで広々。授業期間なのだが、時間が早いのかすれ違う学生たちもごくごくまばら。

 いつもかなり長い待ち時間になるので文庫持参で覚悟して早目に到着した。が、何のことはない、スムーズに流れて、予定していたより1時間以上早く終わってしまった。
 大腸がん検診の検体を提出後、身長・体重、視力、血圧、採血、診察、心電図、腹囲測定、聴力、尿検査、胸部レントゲン、胃部レントゲンのフルコース。
 血圧も採血もいつも病院でやっているので、全く違和感がない。血圧は1回目は94-64、2回目は114-68だった。採血は3本採取したが、刺す時も抜く時もとてもお上手でチクリともしなかった。思わずそれを口にしたら、「(採血に)慣れている方は手の出し方が真っすぐで、こちらもとても取りやすいのですよ。」と逆に御礼を言われてしまった。そんなものなのか。ではなぜ病院では同じように手を出していても痛むのか、不思議である。
 診察では「乳がんは健診で見つかったのか。」と訊かれ「いえ、自分で見つけました。」と応えた。子宮筋腫と卵巣のう腫の既往症についてもどちらが先か、どんなのう腫だったか、などと質問があったが、貧血もなく、心音等も「特に所見なし」に○がついて通過した。
 尿検査は、昨夜20時以降絶食して、水分も朝ホルモン剤を飲むために水を一口飲んだにすぎず、ろくに摂っていなかったせいか、ホルモン剤の影響なのか昨年は久しぶりに全て(-)だったのに、今年は潜血、蛋白ともに(±)。
 バリウムを飲む胃部レントゲン検査は何回やっても慣れないものだが、今日は気のせいかいつもより飲む量が少ないような気がした。熱風の中で待つ例年に比べ、今日はごくごく涼しく、次の方たちが中で複数待っているわけでもなく、検診車内では私一人だったので急かされずリラックス出来たせいか「お上手でしたよ。」と言われて無事終了した。

 結果が届くのは1カ月後くらいだろうか。例年のように胸部レントゲンに影が映って、担当者から連絡が来たり、というお騒がせになるかもしれないが、とりあえず後は結果を待つだけだ。
 今回は、去年までと下剤の種類が違って、なんだかとても穏やか。規定の2錠を飲んだものの、6時間してもうんでもすんでもない。夕方から会議だったので、その間に腹痛になるのは困るし・・・と、予備にもらっていた2錠のうち、迷った末1錠だけ飲み足したのだが、息子と2人のありあわせの夕食後もまだすっきりしないのがちょっと気になる。夫は宴会でまだ帰ってこない。

 それにしても、昨日は猛暑に顎を出していたら、夕方に雷雨が過ぎて、いきなり今日の肌寒いこと。例年梅雨明け後1週間は、厳しい暑さに慣れない身体が悲鳴を上げるのだが、今回はあっけないほど早くひと休みさせてもらった。
 明日も雨の予報だ。明日明後日ともまた都心まで出かける予定がバッチリ入っているのだけれど・・・。


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