ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.7.28 旅行前日、明日は決勝戦

2012-07-28 18:14:47 | 日記
 明日から実家の両親とともに1週間ベトナム旅行に出かける。

 集合時間が朝早いこともあり、大事をとって今日は成田のホテルに前泊することにした。当初は5人一緒のリムジンバスに乗る予定だったが、息子が通う高校の野球部が県大会準決勝に進んだということで、急遽、全校応援に行くことになった。
 去年は決勝戦で惜しくも敗れたが、ちょうど義母との旅行中。特急の中、ワンセグで観戦した記憶がある。
 来年は受験生なので、学校からも応援のお呼びがかからないという。おりしも、今年のエースは息子と同学年。息子の口から初めて「同じ学年が投げるんだから、1度くらいスタジアムに行きたい。」とのリクエストが出た。これまではずっと「暑いし~面倒くさいし~。」とパスしていたのだが、少しでも愛校心が芽生えたのならそれはそれで嬉しいことだ。
 急ぎ息子の分のリムジンバスをキャンセルし、夫と2人で息子の分のスーツケースも転がし、息子は試合終了後、一人で空港まで直行してもらうことにした。

 空港からのホテルバスに揺られながら、息子が小さかった頃には良くこうして前泊したものだと懐かしく思い出す。
 そういえば去年の今頃は、息子のホームステイ前の僅かな間を縫って、義母を連れて国内旅行中だった。あの時は、元気印の義母が今のような(施設に入所している)ことになるとはゆめゆめ思わなかった。
 やはり「行く」となったら、あまり悠長に先延ばしにしてはいけないのだな、と思う。

 実家の父が「死ぬまでに一度ベトナムに行きたい。」と言っている、と母から聞いた。
 両親は一時期、本当にそんなに出かけて大丈夫?と旅好きの私すら呆れるほど、毎月のように海外旅行に出かけていた。私たちだって時差と長時間飛行は辛いのに、ヨーロッパにも平気のへっちゃらで今月は西欧、来月は南欧等と果敢に出かけていた。もう行き尽くしたのか、さすがに体力に自信がないのか、6年前に私たちとオーストラリアのゴールドコーストに出かけて以来の海外旅行である。

 南シナ海に沿って南北に長く伸びるベトナムは、私も以前から訪れてみたいと思っていた国だった。生春巻きや米粉の麺のフォー等、食べ物も美味しいし、アオザイも着てみたいし、プチ・フランスの香りのする雑貨天国のイメージだ。この後、おそらく再び訪れることはないだろうから、と思い切って一都市滞在ではなく、ちょっと贅沢な周遊ツアーに申し込んだ。
 来年は息子も受験生だし、こうして実家の両親も一緒に揃っての海外旅行は最後かな、と思っている。

 さて、今日の結果はエースが完投して勝利ということで、明日は決勝戦。この際、甲子園に行ってくれればそれこそ一生の思い出になるのだろうけれど。
 私たちがバスに揺られ始めて1時間ほどして、快速の、生意気にもグリーン席(!)でのんびり空港に向かった息子は、私たちが部屋に入って一服していると、真っ赤に日焼けしてホテルの部屋までやって来た。

 空港の気温は35.6度を指していた。朝からじりじりと焼けつくような陽射しの中、声を限りの応援では熱中症になるのでは・・・と心配したが、無事に到着してくれてほっとした。さすがに疲れたとみえて、いきなりベッドに倒れこみ、お夕寝中である。
コメント (4)
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