昨夜はブログアップ後、大浴場へ。半露天風呂とアロマスチームサウナをほぼ独り占め出来た。空には満天の星。本当に明日はお天気が悪くなるとは信じられない感じだった。
さっさと部屋に戻って今日に備えて早めに就寝。5時半にアラームをセットしたけれど、夫がその1時間前にお手洗いに起き、その後眠れず。アラームが鳴るのを待って一人で大浴場へ向かった。外は予報通りの地面を打つ雨の音が。空には黒い雲が立ち込めている。
昨夜は湯船も洗い場もサウナも1人だったのに、今朝は早起きの人たちが既に数人いらした。さっと上がって6時には部屋に戻り、夫を起こして、6時半の朝食スタートとともに食事が摂れるように身支度を整えてレストランに並ぶ。
3組目だったか窓際の席に案内される。まだ辺りは暗い。風が強く、シュロの木が大きく揺れている。色とりどりの様々なお料理が美しく並ぶが、今日はお昼が早いと聞いていたし、7時半からSさんのオンライン瞑想ヨーガクラスなので、控えめに頂いてお茶を飲み、夫より早く席を立つ。
部屋に戻って着替えを済ませ、リビングスペースのラグの上にバスタオルをセットしてZoomを繋ぐ。
Sさんのオンライン瞑想ヨーガクラス、12月初回。久しぶりに旅先から瞑想ヨーガ基本の動きの回に参加である。
冒頭にSさんから今日のヨーガの智慧がシェアされる。
なぜ自分は生まれてきたかという疑問が湧いてきたら、喜んでお祝いしましょう、というもの。答えを探して人に訊かないこと。知っている人がいても、自分で解決すべきである。自分が何をしたいのか、すべきことは何か色々経験して心をクリアにすれば自然とわかるというもの。
オームを3回、シャーンティを3回唱える。正座で猫背になって呼吸、喉や首を伸ばし反り腰になって呼吸を愉しむ。チャイルドポーズでソー・ハム呼吸。うつ伏せで寝転がって横向きになり、左右の足で交代に弓を引くポーズのような姿勢になってグラグラの不安定さを愉しむ。
続いてゆりかごのポーズ。最後は膝を開いたチャイルドポーズでプラーナを感じながらゆっくり呼吸。呼吸法はバストリカ呼吸を2セット。色々なものを燃やしてくれて身体の芯まで温めてくれる呼吸の後は、そのまま瞑想に入る。最後のキールタンはオーマニパドメフーンの節回しがいつもと違うバージョン。
夫が途中で朝食から戻ってきた。最後は皆で1度オームを唱え、定刻を若干押して終了。
その後、いつものように「感想や質問があれば・・」タイム。出発の時間があるので、最初に「足の先までぽかぽかと温まって気持ち良かった。キールタンも楽しく歌えた。幸せな時間をありがとうございました」とコメントさせて頂いた。最初に声が聞こえ辛かったこともあり、少し大きめに声を出して頂き、申し訳なかったお詫びも。
着替えのため、一旦ビデオを切って、皆さんの感想に耳を傾ける。途中、Sさんの愛息T君が歯ブラシをもってママに甘えに来る。ああ、仕上げはお母さん、と歯磨きをしてあげたな、と20年以上前のことを思い出す。
ご挨拶して退室。Sさんからは「良い旅を」とメッセージを頂いた。
悪天候で、ホテルの朝ヨガイベントがエントランスで行われていたそうな。覗けなくて残念だった。先生と参加者が5名ほどだったという。
パッキングを終えて、チェックアウトまで小休止。やはりお天気は思わしくない。風がかなり強い。今回は折り畳みの傘も持ってきていない。添乗員Wさんに傘を借りることが出来るかどうか確認をリクエストしておくことに。
ロビーに降りてチェックアウトを済ませ、バスに乗り込む。ホスピタリティが高く、可能ならリピートしたいホテルだった。16時間ほどの滞在時間だったが、Iさんとの面会後、夕食、大浴場に入って就寝、朝風呂後は朝食を摂ってチェックアウト。とても施設を堪能し尽くしたとはいえず、1泊では勿体ない限りだった。
バスが出る時、スタッフが10人ほどずらりと並んでお見送りしてくれた。
今日から席替えで、昨日と反対側になる。前方なのが有難かったが、後ろの年配女性2人組がずーっとお喋りが止まらず辟易する。
今日最初の目的地は20分ほどの移動時間で万座毛だ。尚敬王が1726年に訪れ「万人を座するに足る毛」と褒め讃えたことから名づけられたという沖縄を代表する景勝地。30年近く昔、2度ほど訪れたが、写真撮影をしただけで足元の悪い野原を歩いた記憶しかなかったが、今はすっかり整備されて3階建てのお土産品店や飲食店等を備えた施設が出来ており、入場料も必要になっていた。
風が強く吹き飛ばされそう。雨は小止みになっていたが、足元が悪い。コバルトブルーの東シナ海の海もあいにく昨日ほど美しくないように見える。遊歩道を猛スピードで散策して施設でお手洗いを済ませ、バスに戻る。駐車場でも施設内でも中国語、韓国語が入り乱れていた。
次は1時間ほどの移動時間で、早くもランチタイムだという。名護や美ら海水族館がある中部を越えて、これまで行ったことのない北部を目指す。波が高い。目指す先は天空のレストラン。とんでもない急な坂道を細心の注意で大型バスが登っていく。
琉球八景・塩屋湾を眼下に望むレストランは貸し切り。34名の団体をようやく入れた感じだったが、幸い夫と私は奥の大きなテーブルに座ることが出来た。ランチコースはサラダ、スープ、メインだったが、お茶もデザートもなし。
展望が望めるスカイウオークがあったが、こちらも風が強く、濡れた床が滑ってちょっと怖かった。高所恐怖症の夫は早く帰りたいという顔。お手洗いも少なく長蛇の列。素敵なお店だったのだろうけれど、団体向けではないね~という感想。ちょっとトラブっていた方もいた。
お腹が一杯になったらすぐに眠くなるというもの。沖縄本島最北端の辺戸岬までの1時間、殆ど船を漕いで過ごした。県内屈指のダイナミックな景勝地というが、雨が降ったらもうお手上げ状態。
ひとまず曇りでもいいから雨だけはご勘弁を・・・と晴れ女が念じたことが通じたのか、なんとかお天気は持ってくれて、ところどころで青空が見え隠れした。
それにしても風が強く、昨日の暑さはどこへやら、体感温度がどんどん持っていかれる。髪の毛はめちゃくちゃ、ストールも飛ばされそうで、歩くだけで必死。なかなか見られないヤンバルクイナのオブジェやら祖国復帰闘争碑等を拝むことが出来た。波しぶきが高く、一瞬雨が降ってきたかと思ったら下からの海水だったのにびっくり。
寒さと風を回避するために展望台のあるインフォメーションセンター内に避難して、時間調整。
今回最後の立ち寄り地は茅打バンダ。最北端エリア、国頭村の絶景スポットは80mの断崖絶壁というが、添乗員Wさんのコメントによると、辺戸岬を見てしまうと、それほどのものでは・・・ということで、余り期待せずに皆で向かう。因業な夫はそもそもなぜ、茅を落としてバラバラにしなければならないのか、云々宣っている。
3か所の崖巡りで観光終了だが、それほど大した時間も潰せず、一か所道の駅を追加してくださるとのこと。“ゆいゆい国頭”で20分ほどのおまけがあった。断捨離中で、何を見ても触手が動かず、これまでに何のお土産も買わずにいる我々であるが、バスの網棚は皆さんが買い込んだお土産袋で溢れている。
夫はお腹が空いたと車内でアンパンとジュースをお腹に入れていた。再び恩納村に戻り、本日の宿泊先にチェックイン。昨日に続き、今日もスイートルームだ。昨日の部屋が素晴らしかったので、どうしても比べてしまう。
昨日の部屋と同じくらいの広さだが、なんだか使い勝手がいまいちな感じ。目の前に広がる海も色が昨日ほど冴えないのと、風が強いせいかもしれない。オーシャンビューのバルコニーには大きなソファが設えてあるが、そこに寝っ転がる元気もない。
荷ほどきを済ませ、珈琲タイムと休息を終えて、母にMeet通話でご機嫌伺いをしたら、夕食は階下のレストランへ。珍しい沖縄の食材を使ったコース料理は美味しかったし、クリスマスメドレーのバイオリンとヴィオラのデユオのライブコンサートもあって楽しめた。こんなに洋食ばかり頂いていると、ついつい家の質素な食事が恋しくなるものだ。
食後は、お腹ごなしのためにホテル内を散策。あちこちに飾られたクリスマスツリーが美しい。プールもライトアップされていて素敵だ。
さて、あっという間に旅も最後の夜。明日は昼過ぎの便で帰京する。
息子夫婦は今日から函館に2泊3日。LINEで写真が送られてきて、いきなり雪景色を見ると、ちょっと震えてしまう。
明日の帰りの便のオンラインチェックインも無事済ませた。
空咳は出るし、耳鳴りも止まらない。昨夜は胸痛もあった。疲れもあるのだろうが、残念ながら今日の宿には大浴場はないので部屋の洗い場の付いたお風呂に入って、最後の夜を楽しみたい。