昨夜は蓄積疲労のため、記事アップ後は早々にベッドに入り、直ぐに消灯した。3時半前にお手洗いに起きてしまい、30分ほど眠れなかったが、その後は無事入眠出来た。いつもの時間にスマホアラームが鳴って目が覚める。
夫に「おはよう」スタンプを送る。久しぶりに部屋の浴槽足湯を済ませ、昨日調達したサンドイッチやヨーグルト、ジュースで朝食を摂る。朝風呂やレストランを往復しないで全て部屋で完結したので、大分のんびり出来た。
朝ドラを視てからゆっくりチェックアウトの支度。検査は昨日済ませているので、診察前に血圧だけ測れば良い。遅い出発でOKだ。フロントで荷物を預け、外に出ると、道が濡れているが、日差しがあって暖かい。折り畳み傘は使わずに済んだが、念のため携帯する。
予約の15分ちょっと前に病院に到着する。受付のIDカード機で少し並び、腫瘍内科受付へ直行。
待合い椅子は既にかなり埋まっている。定位置は確保出来ずに受付に並ぶ。いつものコロナ関連問診票を頂き、今回も咳、鼻水、息切れに“ときどき”を追加して〇をした。
席に着いて、態勢を整えてから血圧測定。116-72、脈拍が102。歩いてきてまだ時間が経っていないので高めだ。
本日のお供は、昨日の続き、朱野帰子さんの「私「わたし、定時で帰ります。3 仁義なき賃上げ闘争編」(新潮文庫)。
帯には「定時で帰る。給料も上げる。そのために戦え。伝説の働き方改革小説最新刊」とある。数年前だったかドラマにもなったので、ついつい当時の俳優さんたちを思い浮かべながら読んでしまう。
先生が診察室に入られたな、と横目で見ながら本を読み続ける。「中待合にどうぞ」に番号が出始めたが、今日は私の前にお二人いらした。先生にお目に掛かれたのは病院到着後30分ほどなので、当日朝採血するのに比べて1時間半は早い。荷物をまとめて中廊下に入り、先生が扉を開けて「おはようございます」と呼び入れてくださる。
「よろしくお願いします。」とご挨拶をして入室。扉を閉め、荷物を籠に入れ、体調管理ノートやカドサイラダイアリー等を出して席に着く。
「さて、3週間どうでしたかね」と体温計を頂く。診察室での体温は6度5分。「おかげさまで特に酷い副作用はありませんでした。吐き気もなく、下痢も酷くありませんでした。ただ咳は出るので、寝る前にコデインを飲んだりしています。」と報告しながらも、咳が出る。「そして、涙目が相変わらずです。涙が沁みて鬱陶しいです」と報告すると「アレルギーで涙から皮膚障害性の物質が分泌されているかもしれない。」とのこと。
前回のカドサイラ使用時にも涙目があったが、眼科に通って点眼薬を処方されたことはなかった。先生が過去のデータを確認して、7年前(カドサイラ開始後1年ほど)にパタノール点眼液を処方されていたことが判る。なるほど、断捨離した時に、期限切れの点眼薬が出て来たが、これだったか。
やはりしつこく空咳が出る。「前回は痛みが酷い時があったとのことでしたが、今回はどうですか」と問われ、「普段の鈍痛圧痛はありますが、どうしても薬を飲まなければやり過ごせないというほどのことはなく、ロキソニンやコデインを飲めば落ち着く程度です。」とお話する。
レントゲンの画像が3枚並んでいる。「画像上では咳が出そうにないようだが・・・」とのこと。実際に出ているのは腫瘍のせいではないのか。「副作用といえば、翌日全身に筋肉痛があります。インフルエンザのような感じで。エンハーツのような味覚異常も吐き気もないので、食欲はあり、体重減少もありません。」とご報告。
「採血のデータでは、カドサイラを始めてから肝機能の数値が上がり続けています。まあまだそれほど困るレベルのものではないです。」とのこと。グラフを見ると、確かにどれも上がっている。
空咳がなかなか止まらない。それでもとりあえず肺の増悪ではなさそうということで、ほっとする。次回3週間後はマーカーも測定しての採血のみ当日対応にして頂いた。前日は瞑想ヨーガ指導者養成講座がイレギュラーで夕方迄なので、当日長時間滞在になることを覚悟の上だ。
ということで、いつも通りのミヤBM、タケプロン、タリージェに加え、パタノール点眼液を処方して頂き、診察室を後にする。年末ぎりぎりにもう1回お世話になるので、まだ良いお年を、のご挨拶は出来ない。
予定通り4回目のカドサイラ続行になる。1月1回、2月2回、3月1回分の化学療法室の予約を入れてくださった。
化学療法室へ移動。先に2組待っていて(付き添いの方がいたので人数は多かったが)受付番号は5番だった。門前薬局にLINEで処方箋の写真を送る。
夫やお友達に報告LINEしていると、看護師のHさんが「○○さんは靴を脱げる椅子がいいですよね」と仰るので「はい、グレーの椅子では前回もその前も腰痛が酷くなって・・・」と言う。待っている間も咳が出てちょっと肩身が狭い。
認定看護師のKrさんがいらして、「年末で(エンハーツの)製薬会社から間質性肺炎に注意してほしいというリクエストがあるので・・・」とSpO2を測りに見えた。無事97%。少しして「今日はこちらへ」と内側の通路側のピンクリクライニングチェアに案内された。グレー椅子でなくてほっとした。早くも薬局からは薬の準備が出来ました、とLINE連絡が入る。
お手洗いを済ませ、態勢を整えるとSさんが刺針にみえる。「今日はこちらの椅子で有難いです。前回、前々回と腰痛が長引いて足が浮腫んで大変でした。」という。抜針は新しい翼状針になって以来本当にストレスフリーになった。痛みが殆どなく、あれっと思うともう入っている。
ほどなくして、前回と同じく11月に異動していらしたAさんが薬を持って「今日担当します。」と見える。ポートをチェックし、生食を満たしてからカドサイラスタート。「1時間15分くらいですね」と言われた時に、「?」と思ったので、直ぐに確認すれば良かったのだが、本を読みながらそのままにしてしまった。後の祭り。見るといつもは30分で落とすカドサイラ(1時間で500ml)を1時間(250ml)の設定にされてしまっていた。15分経ってチェックにいらした時も気づかず、1時間近く経って、「今日は30分ではないのですね?」と訊くと、慌てて確認してこられて、残りを早く落とすように設定変更されたけれど、もう殆ど時間短縮にはならず。
今日も学生薬剤師Tさんが一人でヒアリングに見えた。咳や涙目が気になること、対応等についてお話する。
そんなわけで生食の後のカドサイラが60分以上、最後の生食が5分ちょっとで合計1時間半近くかかった。Aさんが「申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないようにします」とわざわざお詫びにいらした。なんだか申し訳ない。
ゆっくり落とすべきものを早く落とすと問題はあるが、逆は問題ないようだ。最後の血圧測定と抜針はSさん。122-72、脈拍は78。抜く時も全く痛みなく無事終了した。お礼を言って身支度を整え部屋を後にした。
受付票を戻し、会計待合いに移動する。30分余計にかかったといってもまだ午前中だ。待合い椅子はそれほど混雑していない。10分ほど待って自動支払機で15万円弱をカード払い。
外に出ると、昨日とは打って変わってポカポカ陽気。コートの前を開けても全然問題なかった。薬局へ移動すると、ほどなくしていつものIさんから「LINEで受け付けた○○様~」と呼んで頂く。パタノール点眼薬が追加されたことはLINEで報告していたので、4種類の薬に2,500円弱を電子マネーでお支払いして薬局を後にした。目の周りの爛れにはワセリン等を塗ると良いかもしれない、と院内の薬剤師Tさんと同じことを仰ったので、次回先生に相談することにした。
今日の病院と薬局での滞在時間は、朝の検査がなかったもののカドサイラの点滴に倍の時間かかったため、前回の記録は破れず、3時間半弱。ホテルに戻り、預けた荷物を受け取る。それでもまだお昼まで何分かある。それほど空腹も感じず、そのまま快速電車に乗り、席を確保して文庫の続きを読んだ。
乗換駅ビルのエスニック料理店に入り、窓際でポカポカと日差しが入る席に座ってトムヤンヌードルランチを頂く。マンゴーラッシーを付けて辛さ調整。食後は少し本の続きを読んだが、またしても途中で腹痛のため、読み切れず。最寄り駅に到着。夫に頼まれた荷物もあって両手が塞がっていたので、迷わずタクシーに乗って帰宅した。
帰宅後は生協のお届け物を収納する。収納を終え、息切れしながら薬やらお泊り道具等を片付けて、ようやくリビングに座ったら1時間半も経っていた。なんだかやけに疲れていて、本を読む元気が起きない。
リビングに横になってダラダラ溜まったビデオを視ながらウトウト。
夫は予約済のライナーの席を間違えて(いつも同じ席を予約しているのだが、今日に限ってその席が確保できず、同じ列の別の席だった)、予約していなかったのかと勘違いして一旦降りてしまい、違う席の予約だったと分かった時には列車が発車していた、というなんともはやお気の毒というかトホホなご帰宅だった。
何の支度も出来ずにただゴロゴロ。気持ち悪いわけではないのに、なんだか身体がバキバキして疲れて何もやる気が出ない。体力の低下を思い知る。
母にMeet通話をする。今日はWさんマッサージだったそう。ヘッドマッサージもサービスして頂いて、頭が軽くなったとのこと。施術後は、久しぶりにパスタ屋さんでランチをご一緒したとのこと。明日はデイサービス、金曜日は午前午後と2人のヘルパーさんがソファやテーブル等を引き取りにいらっしゃるそうだ。
夜は生協で届いたきしめんとあんかけ焼きそばを夫に温めてもらって一緒に頂く。食後は夫がデパ地下で買ってきてくれた大きなスカイベリーととちあいかも。大きくて甘くてジューシーで美味だった。今日は看護師Sさんに「○○さん、痩せた?」と訊かれたが、とんでもない、吐き気もなく食欲が落ちないので体重はキープどころか上昇傾向かも、とお答えすると、顔がシュっとしたと仰る。お世辞かもしれないが、Wさんにも言われたのを思い出す。ステロイドを入れていないからかな、と思う。
明日は午前・午後と瞑想ヨーガ指導者養成講座の14日目。昨日、クラスが終わってすぐに検査のために家を飛び出し、夜ブログ記事を書いてちょっと振り返りはしたけれど、復習をするどころではない。宿題がないだけ救いと思って、静かに参加することに意義がある、の姿勢になりそうである。
咳は出るので、なんだか消耗している。既に眠い。今日も早く休みたいと思う。