昨夜はブログアップ後、今日からの旅にパッキングする衣類等をざっと出して、その後入浴して就寝。何とか日付が変わるか変わらないかのタイミングでベッドに入った。
今朝も平日仕様のスマホアラームが鳴り、ベッドでニュースを見てから腹痛を抱えてノロノロ起きる。朝の瞑想ヨーガを終えて、BSで朝ドラを視て、夫が用意してくれた朝食を有難く頂く。相変わらず大量多品種の果物がテーブルに並ぶが、どうも朝からお腹が緩い。夫に1:3の割合で食べてもらって終了。
花の水切り、毬藻の水替え、ごみ捨て等を終えてパッキングを終える。今日から3泊4日で沖縄ツアーである。本当は来月の結婚記念日に奄美群島ツアーを申し込んだのだけれど、夫がイマイチ乗り気でなかったので、1か月前倒しでこちらに振り替えた。1月は母の引っ越し等もあるので、結果オーライだった。
今年2月の本島(宜野湾滞在)、5月の宮古島(不完全燃焼)、そして今回再び本島、今回はツアー参加である。昨年は北海道を3回訪れたが、今年は沖縄に3度目である。遠隔地から会える人に会って挨拶しておきたいという思いもある。新規採用の頃お世話になった沖縄出身の先輩が早期に退職されて、こちらで暮らしておられる。年賀状だけのやり取りになってしまって久しいが、3度目の正直で今回ようやくお目にかかれそうである。なんといっても30数年ぶり、20代最後の頃の私との格差にのけぞられるかもしれない。
今日の予定は午後の便で夕方那覇空港に到着したら、夕食を摂ってホテルに向かうだけの移動日である。
長時間の移動となるといきなりお腹の具合が悪くなる。家を出るまでに6往復。すっかりお腹を壊してお腹は空っぽだ。いつもお願いしているタクシーが捕まらず、3社目でようやく捕まったが、タイミングが悪く10分以上かかった。最近は、電話と違って瞬時に捕まえられるアプリを利用する人が増えているのだろう。
予定の特急に乗れないね、と諦めムードだったが、なんとか滑り込みが叶った。迎車料金が値上がり、更に乗りたかった電車に乗れなかったでは悲しすぎたので、ひとまず結果オーライ。
車内のお伴は南杏子さんの「ヴァイタル・サイン」(小学館文庫)。
南さんの「いのちの停車場」は本で読み、映画も観たし、そのほかにも医療現場の著作を数冊読んでいる。本書の帯には「看護師のリアルに光を当てた現役医師による注目作!患者さんに最期まで笑顔でいてほしいからー。」とある。医師で作家の久坂部羊さんが解説を書いておられるが、過酷な看護の現場に何度も何度も辛くて苦しくなった。それでもページを繰る手が止まらず、車内と機内で一気に読み切った。読み終えたら、ぐったり。かなり消耗した。病院と切っても切れない間柄になって長くなり、病棟の看護師さんたちがいつ休んでいるのだろうと思ったことは一度や二度ではない。
ターミナル駅は工事中で通路が狭くなっており、荷物も持っており、乗り換えに時間がかかる。JRと私鉄を乗り継いで羽田空港に到着したのは家を出てから1時間半ほど経っていた。集合時間まで1時間20分ほど。 先輩にお渡しするお土産を買う。「お腹空いたね~」と“今日も元気だご飯が美味い”夫は、相変わらず食欲旺盛の元気印だが、私はお腹の調子が悪くて、食欲もいまいち。ラーメン屋さんは長蛇の列で、隣のお蕎麦屋さんに入る。夫は天ざるをペロリ。私は卵とじうどんを注文したが、半分も食べられず、夫に横流し。蕎麦湯をちびちび頂いてミヤBMを飲んでおしまい。
夫はまだ甘いものもいけそう、という感じで、コンビニで菓子パンをゲットして集合場所に向かった。チケットとツアーバッジを頂き、後は那覇空港まで自力で。荷物を預け、そのまま保安所を通り抜ける。出発まで40分ほど。夫がカフェでカフェラテ蜂蜜トッピングをご馳走してくれたけれど、これも半分でギブアップ。修学旅行だろうか高校生があちこちに沢山。
搭乗機は定刻に離陸。今日は後方窓際の2席だったが、隣も、その同じ列の真ん中の4席も空席のガラガラで、私も夫も足を伸ばせてらくちんだった。3時間弱のフライトは順調で、5時半を回った頃に定刻通りに着陸。なんと日が長いことか。丁度水平線に沈む夕日が真っ赤に拝めた。明日もいいお天気だろう。
外に出ると、やはりいきなり蒸し暑い。夫はジャンパー片手に早速シャツの腕まくりである。私もスカーフを取り、ジャケットを脱ぎ、身軽になった。
添乗員さんにピックアップしてもらい、「無事到着しました。明日は宜しくお願いします。」と先輩にLINEをする。早速返事が返ってきた。明日は夕方、宿泊先のホテルまでいらしてくださるようだ。
そのままバスに乗って、夕食は琉球地料理のお店へ向かう。前回2月に来島した時、夫と2人でバスに乗ってウロウロした県庁近くの賑やかな通りである。昼とはまた違った感じで、クリスマスイルミネーションの中、夫は最初なかなか思い出せなかったようだ。
既にお料理がセットされている6階の大広間まで案内される。エレベーターが6人乗りで、34名様ご一行はなかなか上に上がれず、私たちは最後になった。先に到着した方たちは早速酒盛りを始めていらしたが、夫は注文し損なってちょっと可哀想。
ラフテーやミミガー、ゴーヤチャンプルー等々沖縄らしいお料理。お昼が軽かったせいで、さすがにお腹が空いていたから、恐々でも半分以上はお腹に入れられたか。昼食後はお腹が落ち着いてくれたので(当然、空っぽだからか)ほっとする。
そして、食事が終わりかけた頃三線・島唄ライブがスタート。沖縄衣装の女性とギタリストの男性のデュオである。“涙そうそう”やリクエストされた“島人の歌”を披露された後は、“ゆいまーる”の手拍子と手振りを教えて頂き、最後は皆さん、立って踊りましょう、と。
せっかくなので踊らにゃソンソン、で楽しく踊った後は、帰りのエレベーターに乗れるまで母に電話でご機嫌伺い。それでもまだエレベーター待ちで、歌手のお二人と我々夫婦の記念写真を添乗員のWさんが撮影してくださった。そのWさん、なんと現地の方ではなく、繁忙期なので東京本社からの応援だそうで、しかも私達が住んでいる市にお住まいということでびっくり。
夕食会場からホテルまではバスで20分ほど。まだオープンしたばかりの新しいホテルで木の香りがするが、残念ながら夫の好きな大浴場はなし。明日は朝食を摂り、少しゆっくりめの出発である。