これはハンバーグの野菜ソース煮だが、本来は生トマトで作るところを、
缶詰トマトで代用したら、いつもより色が赤く、少し酸味があった。
このレシピは、わたしが料理を作るようになった一番最初のころのもので、
なんと30年以上前の雑誌の切り抜きだ。
初めのうちは、料理のページをまるごとバインダーに綴じたり、
小さいレシピの切り抜きはスクラップに貼ったりしていた。
でもこの方法だと、目的のレシピを探しにくいし、スクラップブックには
不要になったレシピがだんだん混在するようになり、使いにくかった。
それで、今は食材別にクリアファイルに入れている。
切り抜きはしたものの、作ってみたらおいしくなくて、
もう二度と作らないなというものは即、捨てる。
クリアファイルに入れるやり方だと、それが簡単にできる。
そして、淘汰されたお気に入りレシピが蓄積していく。
食材別のファイルがいっぱいになりそうになったら、
それまではたとえば「肉」で1冊にしていたものを、
牛肉、豚肉……というように細分化すればOK。
余談だが、実はケン○ロウさんのレシピが一番廃棄率が高い。
「この方法で作れば簡単でおいしい」という触れ込みに惹かれて切り抜くのだが、
作ってみるとあまりおいしくないというケースがとても多い。
わたしの料理の腕が足りないだけかもしれないが、
三ツ星シェフ、ダニエル・マルタンさんのレシピで作ると、
わたしにもおいしくできるのだ。相性かもしれない。