昼前、室内から庭を見ていたら、ヒヨドリがジューンベリーにやってきた。
きょろきょろと見回していたが、実がないとわかったのか、
オリーブの木に飛びうつった。そして、オリーブの若い実をつつき始めたので、
デッキに出ていって追い払った。でも、飛び去った方角が気になったので、
東の庭を見てみると、案の定ブラックベリーの実を食べているところ。
すぐに窓ガラスをドンドンと叩いて追い払った。
今日はたまたま見ているときだったが、見ていない時間のほうがはるかに長いので、
盗み食いするチャンスはいっぱいあるだろう。
じっさい収穫した実には一部かじられた跡のあるものがよくある。
ヒヨドリでも、さすがにブラックベリーは丸ごと食べきれないようだが。
3年目のヘメロカリスが咲きはじめた。
ヘメロカリスは庭に植えた多くの花のなかでも特に気に入っている花のひとつだ。
たまたま今日知人が、フランスへ行ったときの写真を見せてくれたが、
ある家の脇にヘメロカリスが咲いているところが写っていた。
それは黄色の花だったが、同じ花が咲いてるなんて、なんだか親近感を抱いてしまう。
ヘメロカリスの長所は
●手がかからず、じょうぶ。
●花がら摘みをしなくてもいい。
●支柱を立てなくても、花茎が倒れない。
●花が終わっても、秋までずっと葉がきれい。
一方、植えてみたものの、庭から退場願う花もある。
去年の秋に植えて、今咲いているモモバキキョウがそれだ。
これは1ヵ月以上前から咲きだして、今も新しいつぼみがでてくるが、
咲き終わった花がひどく汚い。花がら摘みをすればきれいさを保てるが、
モモバキキョウの花がら摘みはとても面倒なのだ。
切り口から白い液体がしみ出てくるのもいやだ。
そうそう、ホリホックにもちょっと手を焼いている。
ホリホックは八重の巨大な花が咲くが、そのあとが〝困ったちゃん〟なのだ。
落下した花がどろどろに融けて、ずっしり重いねばねばした塊になってしまう。
道路側の石垣に落ちたまま、気づかないでいると、取り除くのが大変だ。
地面に落ちたときはまだいいが、ほかの植物の上に乗ったりしたら、
いっしょに腐ってしまう。下まで落ちずに、ホリホックの葉の付け根に
引っかかっている場合もやはりすばやく取り除かないといけない。
一重だったら、これほどひどくはないのだろうか。
とにかく、これも退場候補だ。