昨日うちへいらした創建さんの新しいお施主さんは、太陽光発電をつけるか、
FPの家にするかで迷った末、FPの家にされたのだそう。
予算内でどちらの設備を選ぶかというのは、家を建てるとき
しばしば迫られる決断だが、このふたつ、金額的には同じくらいでも、
内容にはものすごく大きな違いがある。
太陽光発電をつければ、毎月支払う電気代はたしかに減る。
でも、FPの家は生活の質(クオリティー)を変えてしまうのだ。
寝苦しい熱帯夜など存在しなくなるし、冬の夜中に起きたとしても
家の中はどこも暖かい。赤ちゃんがいたとき、こんな家に住んでいたら
夜中におしめを替えるのも、ミルクをあげるのもずっと楽だったろうと思う。
たとえ赤ちゃんがいない家庭でも、冬に湯冷めの心配をしなくてよくなるし、
厳寒期でも軽い夜具だけで過ごせる。電気敷毛布が必需品で、
分厚いふとんと毛布に頭までもぐりこんでいた昔が信じられない。
今は肩や腕を出して寝ているときだってある。真冬に。
それに、FPの家はエアコンつけっぱなしの方が電気代が安いから、
これからの季節、外出先から帰ってきて、あわてて冷房のスイッチを入れる
なんて必要がない。帰宅すると、家のなかはいつも快適な室温だ。
カビの元凶、結露がないことは言うまでもない。
家を建てたあとでFPパネルを壁の中に入れるなんて不可能だが、
太陽電池は今後ますます小型化・高性能化されるだろうから、
そうなってから設置したって遅くない。