先週、大阪のロフトプラスワンWESTで開かれたトークイベント
「古生物食堂in大阪」に行ってきた。
出演は、「古生物食堂」の著者でサイエンスライターの土屋健氏と
「古生物食堂」イラスト担当の黒丸氏。
司会はケチャップ河合氏だ。
「古生物食堂」は、絶滅した古生物を料理するとしたら、どんな料理法が合うかを考察していて、
捕獲法から詳しいレシピまで載っているという、遊び心いっぱいの本である。
アノマロカリスの左側でボウルに入っているゴキブリ(!)みたいなのは三葉虫。
トークでは、本を作るに当たっての裏話や苦労話などが披露され、とても興味深かった。
研究者と料理人双方の意見を取りまとめ、形にするのは大変だったろうと思われる。
イラスト作成に当たっても、黒丸氏は研究者から何度もダメだしされたそう。
その甲斐あって、現在判明している知識に照らして正確なできばえになっているという。
また、本に載っているレシピに忠実に調理された会場限定特別メニューもあった。
東京では3種類だったのが、5種類に増えた。
わたしは内臓系や生肉系が苦手なので、「ガストルニスの天つゆ仕立て」にした。
もちろんガストルニスは現代にいるはずもないので、素材はじつはカモ肉だ(笑)。
これがすばらしくおいしかった。ここの料理人はかなりの腕と見た。
ほかに、たこ焼きも注文したが、さすが本場、これもおいしかった。
ガストルニスというのは、「絶滅酒場」の主役のひとり、ディアトリマのことだ。
ディアトリマくんを食べちゃったぜぃ!
「古生物食堂」にもらった出演者ふたりのサイン。
土屋健氏は昔、「ニュートン」の編集をしていたとのこと。
私は創刊号からかなりの年月「ニュートン」を購読していた。
「ニュートン」の読者欄に載ったときもらった便せんセットがまだあった!
黒丸氏手書きのポップ
ご存じない方のため――
右がディアトリマくん、中央がスミロドンくん、左がアノマロカリ介さん。