先日の事故で唇と口の中も切っていた。歯は固定して落ち着いたが口の中が滲みて痛い。朝早く銀座へ用足しの帰り、朝飯に「なか卯」でうどんならば柔らかかろうと注文。非常に具合が悪い。ここのうどんは讃岐っぽいので食べるのにえらい苦労だ。熱い上に前歯で噛み切れない。仕方ないので長いまま口の中に放り込み、飲み込む羽目となった。
昼は、かあちゃんと両国の自然食の店「元気亭」へ。朝の失敗から最初から口の奥へ放り込めるやつがいいとカレーライスを注文。無農薬、自然栽培の野菜や発芽米などを使っているとのこと。見た目では変わらなそうだが、まあ、健康にいいんだろう。食事を済ませ両国から入谷へ移動、自然農法の米屋「金沢米店」でアイガモ農法の米を5Kg購入、脱穀してもらって帰宅。
朝早かったので一寝入りして気分を良くして、隣町の台東の囲碁同好会へ遅い参戦。2段下のSさんと2子で対戦。いつも虎視眈々と命を狙っているSさんの碁風の前に、終盤間際に時々やられる時がある。しかし、今日は昼寝をしていたので冴えわたっている。反対にお命頂戴と、ブラフを随所でかましながら圧倒的優勢のまま終局。久しぶりの快勝である。この調子ならと、いつもやられている上手のOさんと普段の雪辱と思うが残り時間も少ない。こちらは早打ちは苦ではないがOさんは熟考派である。次の機会にと諦める。
それにしても、囲碁人口の減少には危機感を感じる。一時は「ヒカルの碁」のブームで子供たちの参加があったが、今は一時ほどではない。全体的に老齢化しているので減少の方が目立つ。いろいろな囲碁大会の参加者では子供と爺さんの2局化が進み、孫と爺さんの対局みたいな風景が多くなった。いつまでも碁を打ちたいとは思うものの、相手が段々と少なくなっている現実は致し方ない。
酒を酌み交わしながら、碁を打つ酒仙の境地に入りたいものだが、いかんせん相手がいないと話にならない。あと何年碁を打つことができるのかと考えるこの頃である。