一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

416  夫の屁を蒲団の中で笑い合う   小夜子

2011年11月09日 | 

(つまのへを/ふとんのなかで/わらいあう) 

 

 蒲団は、冬の季語である。日本では、畳にシングルの蒲団を敷くが、最近は欧米並みにベッドが過半数を得ているのではないか。しかし、その中でWベッドで寝ている夫婦は、どのくらいいるだろうか。全く検討か付かないが、せいぜい数パーセントであろう。いや、数パーセントもあるだろうか。 

 

夕食を外で済ませた夫と、家で食べた妻とがWベッドインした。そこで夫が屁を放った。妻笑いながら曰く。 

 

「あなた、いつもと匂いが違うわよ。夕御飯何食べたの」

 

それから、二人はああでもない、こうでもない、と笑い合ったという訳であろう。その後、どうなったかは、御想像にお任せ致します。

 

さて、蒲団の中の相手の屁が、全く気にならず笑い合える、というのは素晴らしいことだし、こうでないと、真の夫婦とは言えない。

 

残念ながら、私は「畳にシングル」の伝統的日本人なので、妻の屁を蒲団の中で経験したことがない。笑い合えなかったことが残念だし、作者夫婦が羨ましい。

 

 

ジョロウグモ(女郎蜘蛛)

 

今時の山を歩いていて顔をなぶるのは、大抵この蜘蛛である。

このクモは、女郎蜘蛛のメスで紅がよく目立つ。

 

オスは、かなり小さく、よく見ないと見過ごしてしまう。

下手にメスに近づくと、食べられてしまうので、

用心深く交尾のチャンスを狙うそうである。

 

蜘蛛でなくて良かった!!!

コメント (2)
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