(つまのへを/ふとんのなかで/わらいあう)
蒲団は、冬の季語である。日本では、畳にシングルの蒲団を敷くが、最近は欧米並みにベッドが過半数を得ているのではないか。しかし、その中でWベッドで寝ている夫婦は、どのくらいいるだろうか。全く検討か付かないが、せいぜい数パーセントであろう。いや、数パーセントもあるだろうか。
夕食を外で済ませた夫と、家で食べた妻とがWベッドインした。そこで夫が屁を放った。妻笑いながら曰く。
「あなた、いつもと匂いが違うわよ。夕御飯何食べたの」
それから、二人はああでもない、こうでもない、と笑い合ったという訳であろう。その後、どうなったかは、御想像にお任せ致します。
さて、蒲団の中の相手の屁が、全く気にならず笑い合える、というのは素晴らしいことだし、こうでないと、真の夫婦とは言えない。
残念ながら、私は「畳にシングル」の伝統的日本人なので、妻の屁を蒲団の中で経験したことがない。笑い合えなかったことが残念だし、作者夫婦が羨ましい。
ジョロウグモ(女郎蜘蛛)
今時の山を歩いていて顔をなぶるのは、大抵この蜘蛛である。
このクモは、女郎蜘蛛のメスで紅がよく目立つ。
オスは、かなり小さく、よく見ないと見過ごしてしまう。
下手にメスに近づくと、食べられてしまうので、
用心深く交尾のチャンスを狙うそうである。
蜘蛛でなくて良かった!!!