(つむまきに/ びがくのありて/ ふゆがまえ)
32年前のことである。一度も薪を割ったこともなく、薪の窯を焚いたこともないのに、穴窯を造り薪を割り始めた。今考えたら、全くの無謀な行為と言えるが、それが貴重な経験となり、今を支えているのは確かだ。
寄りかかる壁のない所に薪を積むのは、結構難しい。いいかげんに積むと、必ず崩れるのだ。何度か崩して、ようやく崩れない方法を発見した。
そして、上手く積むためには、美しく積む必要がある。美学というのは、自作ながら少しオーバーな表現で照れるが、意気込みとしてお許しいただきたい。
コダチダリア(木立ちダリア)、皇帝ダリアとも