(ちょうしょくは/パンとコーヒー/にいなめさい)
新嘗祭は、旧暦の霜月(11月)の第二卯の日に行う宮中祭祀の一つで、収穫祭にあたり、天皇が新五穀を天神地祇に進め、これを食しその年の収穫に感謝するものである。
「新嘗祭」は、日本文化の代表的祭の一つだが、現在は「勤労感謝の日」などという訳の分からない名前の祝日にしてしまった。
だからだろう、日本全国のたぶん半数以上が米を食べず、輸入小麦が原料であるパンを食べ、やはり輸入コーヒーや紅茶を飲んで朝食としている。そこには、更に輸入バナナや輸入牛肉が幅を利かせているかもしれない。
作者が、そんな日本を大いに憂いていることは、間違いない。
マンリョウ(万両)