一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

443  初雪の酒は熱燗干物焼く

2011年12月10日 | 

(はつゆきの/さけはあつかん/ひものやく)

昨日の昼、雪が降った。霙(みぞれ)に近かったが、うっすら積り間違いなく初雪だ。そこに日本酒と干物が届いた。なんというgood timing。生憎人はいなかったが、客人はまさに初雪であった。

  

酒は、宮城県柴田郡村田町の大沼酒造の純米酒「乾坤一」。「明治の米を復活」とあり、昔ながらの「愛国」という酒米を使った、とある。

ちなみに、「乾坤一擲」という言葉があるが、「乾坤」は天と地のことで、「一擲」は投げること。この熟語の意味は、サイコロを投げて、天が出るか地が出るかの大勝負をすることだそうだ。 

 

考えてみれば、私は過去に「大勝負」をしたことが一度もない。いつもそういうところを逃げていたような気がする。これから、「何か大勝負をしろ」という啓示だろうか。

オリンパスの、いや大王製紙の馬鹿社長じゃあるまいし、私にはこの先賭けるべき金もないし、賭けるべき時間も仕事も、残念ながら全く思い付かない。

 

コメント
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