一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1597   今年から一人ぼつちの十三夜   寿枝

2015年10月23日 | 

 明後日は十三夜。前月の十五夜から一ト月遅れなので後の月。枝豆や栗を供えて祝うので、豆名月・栗名月。秋最後の満月なので名残の月などともいう。

 さてこの句、今まで一度だって十三夜の月を一人で見上げたことなどなかった。独りの淋しさを嘆いているか、それとも独りになった開放感を喜んでいるのか、どちらでしょうか。いづれにしても、しばらくしたら独りを楽しむようになるはずです。

 何故なら、私の知り合いには、一人住まいの女性が結構多い。聞いてみると、皆さん、元気なうちは子供との同居を望んでいないのだ。「死んでも同居は嫌だ」という強気もいる始末。しかしそれは、今まで何十年も夫や子供の面倒を見てきたんだから、「独りで暢気に暮らしたい」、と思うのも当然のことでしょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする