一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1599   秋鯖や父は刺身で食べたがる   貴美

2015年10月29日 | 

 歳時記では鯖は夏の季語になっているが、秋鯖が脂がのっていて、旬は秋である。豊後水道で採れる高級食材の関サバが近年特に有名で、生で食べることが多いそうである。

 さて、作者のお父さんは、海上で締めた寄生虫の少ない新鮮な鯖を、刺身として食べた美味しさを知っているのだろう。

 しかし、「鯖の生き腐れ」と呼ばれ、魚の中で特に鮮度の低下が著しいと言われ、又寄生虫もいるから、娘としてはいくら美味いからと言って、鯖の刺身には躊躇せざるを得ないのだ。

カラスウリ(烏瓜)

コメント
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