♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

歌謡コンサート・歌コン最前線

2006年09月05日 | 演歌・歌謡曲
★先週も先々週も見ていなかったNHK歌謡コンサートは、7月以来ということになる。全体的には歌をじっくり楽しむことができて、ひと頃に比べると落ち着いた感じになった。特にあの悪評高い「歌コン金メダル」がなくなっただけでもいくらかはましである。

☆その代わりに今回から登場したコーナーが、「歌コン最前線」だ。第1回は半田浩二が『大連の街から』を唄った。師匠の中山大三郎氏の思い出というのがテーマのようだった。今後どんな形でこのコーナーをやるのかよくわからないが、おそらく若手やマイナーな歌手が登場するのだろう。一応期待を持っておきたい。
「金メダル」では歌手に1コーラスしか唄わせなかったが、きょうの半田浩二はワンハーフだった。せめて2コーラスは唄わせるべきだ。

☆カバーと新曲の両方を唄えたのは、『おんな道』と『新宿の月』の山本譲二ひとりだけ。
カバーで印象的だったのは、美川憲一の『アプレ・トワ』で、越路吹雪の持っていたあの一種独特の妖艶さがよみがえるような感じだった。

☆新曲では、真木ことみの『もどり舟』がよかった。彼女は唄っているときの悲しそうな表情、そして最後の微笑みが魅力なのだが、今回は微笑みが見られなかった。歌の内容がみずから身を引く女性の心境なので、悲しい表情のまま唄い納めたのだと思う。
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