★このブログで取り上げる歌手は、特定の若手女性歌手に偏重しているのですが、たまには男性歌手を取り上げてみます。
いずれも最近発売されて、好調な売れ行きを見せている、北川大介さんの『想い出はマロニエ』、そして藤原浩さんの『ふたりの始発駅』です。
★『想い出はマロニエ』は、『やぐるま岬』、『アカシアの女』に続く花シリーズの3曲目になります。今回も哀愁味を帯びたムード歌謡で、「マロニエ マロニエ」とくり返すところが印象的です。北川大介さんの歌唱は、石原裕次郎さんの一連のムード歌謡を思わせるような、男の格好良さと哀愁、そういったものがうまくかもし出されていて、カラオケでも人気が出そうです。
★『ふたりの始発駅』は、熟年夫婦の夫がこれまでの自分を反省しつつ、新しいスタートを切ろうと妻に呼びかける内容です。やさしく明るいメロディーで覚えやすく、これもまさにカラオケ向きでしょう。藤原浩さんは、トラック運転手の下積みが長く、遅い歌手デビューだったそうですが、親しみやすい声で好感が持てます。前作『つゆ草の女』もよかったですが、それ以上のヒットが期待できます。