★7月4日にデビューしたばかりの新人演歌歌手、花咲ゆき美さんを早速取り上げたいと思います。彼女については、以前からGOOD WAVEのサイトで紹介されており、写真で見るルックスは可愛いし、試聴すると歌はうまいし、楽しみな新人だと期待していました。先週18日にはNHKラジオ「ひるの散歩道」に出演されていて、トークとフルコーラスの『哀愁本線』、1コーラスの『ヤンザ船唄』を聴きました。また、「サブちゃんと歌仲間」で初めてテレビで見て、1コーラスだけでしたが『哀愁本線』を聴きました。
★彼女のキャッチコピーは「艶歌の妖精」で、日本クラウンとしてもかなり力が入っているようです。テレビで見たところでは、庶民的で親しみのある可愛い感じで、かつ新人でありながら落ち着いた風格もあり、人気の出る雰囲気を持っています。
新井利昌氏に5年間師事し、また中学時代には民謡を習っていたという彼女は、歌唱力は相当なもので、音域も幅広く、演歌の表現力にすぐれていると思います。
★この『哀愁本線』は、楽曲としてもなかなかよくできています。イントロや間奏の印象的なトランペットなどアレンジもいいし、内容は鉄道による別れというオーソドックスなものですが、ケータイメールという現代的な題材もうまく生かしています。各コーラスで「哀愁本線・・・」と歌ったあとに続くラストのフレーズに余韻があって、いい感じですね。
★今年デビューの演歌歌手では最大の注目株となることは間違いないでしょう。ぜひとも大型新人のブレイクにより、演歌界を盛り上げてほしいと思います。