★五条哲也さんは、10月3日にデビューしたばかりの新人演歌歌手です。京都市出身で、まもなく33歳になるのでけっこう遅いデビューといえます。
★このデビュー曲『さすらいおはら節』を聴くと、誰もが小林旭さんにそっくりだとの印象を持たれると思います。確かに小林旭さんに歌い方も声もよく似ています。最近よくテレビCMで、なつかしい洋楽ポップスが流れますが、それがオリジナルではなく、そっくりさんがカバーしたものが多いですね。この五条哲也さんも、小林旭さんのそっくりさんとしてカバーが務まるでしょう。
★彼の経歴を見ますと、平成7年から団しんや氏の付き人をしており、平成15年のカラオケ大会出場がデビューのきっかけになったとのことです。
キャッチコピーが「平成のエンカガイ」となっていますが、これも「ダイナマイトガイ」と言われた小林旭さんを意識しているようです。
★そんなわけで、小林旭さんに似ているということが、この歌手のメリットでありデメリットでもあるわけです。注目もされるけれど、彼自身の持ち味をアピールすることがなかなか難しい点が、宿命的につきまとうかもしれません。