池田一男さんという名前は聞いたことがなかったのですが、地元の新潟では以前から鉄工所経営のかたわら歌手活動をされていて、「新潟の裕次郎」として知名度も高いようです。
4年前に奥さんを亡くされ、2011年に鉄工所をたたんで60歳でメジャーデビューという異色の経歴です。
さてこの『最後の恋人』は自然に体が踊り出すような軽快なムード歌謡で、いい曲だと思います。最後の恋人ということですからこれまで恋の遍歴を重ねてきて、やっと本命にたどりついたという心境でしょうか。
彼はムード歌謡に向いた甘い歌声で、長年のキャリアがあるだけに洗練された円熟味を感じます。
カラオケでもきっと人気が出そうな曲です。
今月16日にはNHK歌謡コンサートに出演するとのことで、「新潟の裕次郎」が日本全国にその名をとどろかせることでしょう。