昨年のNHK紅白歌合戦にうれしい初出場を果たした山内恵介さんの待望の新曲は、昭和歌謡のレトロな感覚がふんぷんとした、とても調子のいい曲です。
私がまだ幼いころ、家にSPレコードがあった三橋美智也の昭和30年のヒット曲「あの娘が泣いてる波止場」を思い出しました。
タイトルからして「流転」「波止場」といった往年の歌によくあるフレーズを使っていますし、山内さんもわざと泥臭く歌っているみたいで、これはもう理屈抜きにレトロな雰囲気を楽しむ曲なんだと思います。
カラオケでもきっと気分よく歌えるでしょうね。私も早く覚えて、レパートリーにしたいです。何せ「釧路空港」「恋の手本」「スポットライト」とこのところ彼の曲は私のカラオケの定番になっていますので、さらにこの「流転の波止場」が加わりますと、さらに厚みが増すかなとひそかに自負しております。