今年も個人的趣向で新曲を取り上げてきましたが、今年最後は山口かおるさんの新曲『ガラスの薔薇』でしめくくりましょう。
彼女は何と言ってもその個性的なハスキーボイスで、際立った存在感を示していて、歌謡曲ファンから根強い支持を得ています。
12月2日に発売された『ガラスの薔薇』は、もうタイトルからして彼女の世界に誘い込まれる感じがします。
「ガラスの薔薇」とは、見かけは華美でもすぐにこわれてしまう儚い恋をイメージしていて、消えた愛に戻ってほしいと願う女性の切ない心情がテーマです。
作曲は名手の浜圭介氏で、しっとりとして印象的な味わいのある歌謡バラードです。
彼女のハスキーボイスが一段と冴え渡るとてもいい曲で、歌謡曲ファンには広くおすすめできる曲です。
ところで、今年は本当に新型コロナに振り回された1年で、私ももう10か月以上カラオケに行けない現状で、まことに残念の一語に尽きます。
まだまだ事態の収束どころか第3波の感染が猛威を振るっている現状ですが、何とか早く落ち着いた日常が戻り、来年が少しでもいい年になるように心から願っています。
https://www.youtube.com/watch?v=dcf9ylCPsBM