♬ 歌・唄・詩の日々

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三丘翔太 “釧路発5時35分根室行き”

2023年12月09日 | 演歌・歌謡曲

今回紹介しますのは三丘翔太さんの10月18日に発売された『釧路発5時35分根室行き』という曲です。何か長いタイトルだなと思いますね。アガサ・クリスティの名作ミステリーに「パディントン発4時50分」があるのを思い出しました。

調べてみるとこのタイトルの列車は実際にあって、JR根室本線の釧路発始発列車です。この釧路から根室までの区間は「花咲線」という華やかな愛称で親しまれています。

三丘翔太さんはカラオケ喫茶を営む祖父母の影響で子供時代から演歌・歌謡曲に興味を持ち、その豊富なレパートリーを誇っています。彼は30歳になったばかりで、若手演歌歌手の中でも異彩を放っています。

彼は水森英夫氏の元に弟子入りし、2016年のデビュー曲『星影の里』以来、水森氏作曲の作品を歌っており、もちろん今回の曲もそうです。昨年の『発車のベルが長すぎる』の続編のような鉄道シリーズの曲で、曲調はレトロ感たっぷりで、なつかしくゆったりした気分にひたれます。

作詞は、さくらちさと氏で、若手演歌歌手を中心に多くの曲を書いている方です。歌詞は七五調をベースにした演歌の基本形と言えるもので、各コーラスのラストをタイトルの語句で締めています。別れた恋人を追って始発電車に乗る男性主人公の心情を淡々と表現しています。

彼はこういうレトロ感のある曲にぴったりのいい声で、また素直な歌唱をしていると思います。

演歌ファン、とりわけ昭和歌謡の好きな方にはおすすめの曲で、カラオケでも多くの方に歌ってほしいと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Pwd5YQS3dzM

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