このところ女性歌手が7曲続きましたが、今回は久しぶりに男性歌手です。
センスの良さが際立つ竹島宏さんで、昨年の『プラハの橋』ではエキゾチックなムードが彼の持ち味にぴったりだと思いました。
6月15日発売の新曲『一枚の切符』もヨーロッパのパリが舞台で、『プラハの橋』の前のストーリーになっているようです。
特徴的なのはいきなりサビで始まる、いわゆる前サビで、「哀しい物語よ」と出てきますので、これは哀しい恋を歌っているとまず印象づけられます。
スト-リー性のある歌謡バラードで、作詞;山田ひろし氏、作曲:幸耕平氏は『プラハの橋』と同じコンビです。
テイチクエンタテインメントによると、この曲はチェコの作曲家ドヴォルザークのオペラ「ルサルカ」を題材にしたそうですが、それはあまりピンとこない感じです。ただ竹島宏さんはチェコの親善アンバサダーになったそうなので、その結びつきもあるのでしょう。
彼のファンはもとより、歌謡曲ファンには自信を持っておすすめできる、とってもいい曲です。