森山愛子さんといえば2017年の『会津追分』により本格演歌路線で新しいスタートを切り、その後『尾曳の渡し』『伊吹おろし』『ひとり風の盆』と旅情演歌のいい曲を次々と出してきました。
旅情演歌のご当地ソング路線が定着するかに見えたのですが、2月1日発売の新曲『雨の空港』では、また違った一面を見せてくれています。
空港をテーマにした曲と言えば、テレサ・テンさんの『空港』、中森明菜さんの『北ウイング』、青江三奈さんの『国際線待合室』などいろいろ思いつきます。今回の『雨の空港』も空港を舞台の名曲として歌い継がれてほしい素晴らしい曲です。
曲調は3連符を使ったマイナー調の歌謡バラードです。ゆったりと安定した感じで心地よく聴ける曲です。
歌詞は日常的な言葉だけで綴られ、空港での別れの情景を女性主人公の切ない心情によって歌い上げたものです。
これは今年のカラオケの人気曲となることは間違いないでしょう。
演歌ファン、歌謡曲ファンに広くおすすめしたい一曲です。