社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月15日(土)

2011年01月16日 13時08分04秒 | 2011年

  7時半起床。さっそく、屋上の露天風呂へ。日が昇ってからの雰囲気はまた違う。山々の景色と、そこに霧が立ち込めている様子が何とも神秘的で、結局1時間近く湯船に浸かっていた。その後、チェックアウトの時間まで余裕があったので、再び庭園を散策する。浴衣で外を歩き回るのはめちゃくちゃ寒かったが、昨日は真っ暗でよく見えなかった景色を見ることが出来た。


玉簾の瀧


玉簾神社


飛烟の瀧


天成園全景

  10時前にチェックアウトし、箱根湯本駅まで15分ほど歩く。昨日は真っ暗だったので辺りの景色はよくわからなかったが、箱根はやはり趣きのある町だ。駅前の商店街も、昨夜とは打って変わって活気に満ち溢れていた。ちなみに、この箱根では、駅と各主要旅館を結ぶ温泉バスが走っているのだが、その運営は箱根温泉旅館の協同組合が行っている。せっかくこういう仕事をしているので、一応ご紹介まで。


藁葺き屋根の旅館


駅前商店街


協同組合が運営する温泉巡りバス

  箱根湯本駅10:18発の特急はこね8号に乗り、小田原へ。箱根湯本~小田原間は、200円でロマンスカーに乗車することが出来る。小田原駅では、少し待って北千住(や大手町)から地下鉄を経由してやってくるロマンスカー「メトロはこね号」を待って、写真を撮る。この列車は、小田原駅で後ろの4両を切り離すのだが、その作業を見ようと子どもたちが集まっていた。そういえば、連結や切り離し作業って、首都圏ではかなり珍しくなってしまったような気がする。


はこね8号


メトロはこね号


切り離し作業に子どもたちが集まってくる。


切り離され、小田原に残された後ろ4両

  その後、小田原駅前にある寿司屋「天史朗寿司」で昼食。ここへ来るのは2度目だが、相変わらず美味しい地魚が出てくる。開店から10分もしないうちに5組もお客さんが来たことからも、このお店の人気の高さが伺える。今日は、ワラサ(ブリになる前の段階)が特においしかったように思う。


白身好きの私にとって、この地魚握りはまさに宝石箱や。

  小田原駅12:05発の特急はこね14号に乗り、新宿へ。新型の(とはいってもデビューから数年経っているが)VSEという車両だったので、非常に快適だった。この車両では、外の景色が見えやすいように、座席がそれぞれ少し窓側に向けて配置されている。一応写真を載せるが、目で見るよりも実際に座った時のほうがその斜め具合がよくわかるだろう。さすがは小田急。ロマンスカーブランドをしっかりと進化させている。


はこね14号(新型VSE)。小田急の総力が結集された車両。


わかりにくいだろうが、座席が少し窓側を向いている。


小田原牧場アイス工房のイタリアンジェラート。文句なくおいしい。

  新宿到着後、伊勢丹や丸井を見て回る。そろそろ社会人になって1年になるので、いい加減に時計のひとつぐらい買わなければと思っていたのだが、いかんせん値段が高い。しかし、色々なお店を回って最終的にたどり着いた池袋PARCOのTicTACで、ピンと来るものを発見した。「SKAGEN」というブランドの時計で、単純にデザインがかわいいなと思って目に付いたのだが、値段もかなり安い。ほぼ、即決だった。


ちなみにこのブランド名、何て読むのだろうか。

  16時前に帰宅。しばらくゆっくりして、夜から再び外出。友人たちと大阪王将で夕食をとってから、銭湯へ。友人Sは大学院の入試が近づいており、最近まで研究計画書の作成で四苦八苦していたらしい。今はまさに、ラストスパートといったところだろうか。私はただただ、その努力が報われることを祈っている。帰宅は3時過ぎ。

 


1月14日(金)

2011年01月16日 11時55分11秒 | 2011年

  6時起床。午前中は、昨夜に引き続いて国からの受託事業に関する事務作業。集中していると、あっという間に時間が過ぎていく。昼食は、いつものパスタ。しかし、今日は今までとは方向性の少し違うものが出てきて、とても新鮮だった。種類としては「ミートソース」になるのだろうが、通常のものとは見た目も味も違う。これが定番メニューになったら、今まで以上に通ってしまうだろう。

  午後は、新卒採用説明会。受付のお手伝いもしつつ、学生の前で話をする。同期が比較的きちんとまとまりのある話をするので、私は少し方向性を変え、俗に言う「ぶっちゃけ話」を多めにした。お金や残業、休日出勤など、学生が聞きたくても聞きづらいであろうことを言ったので、同期の話と合わせて参考になったのではないかと思う(というか思いたい)。ただ、2回目に関しては、1回目の反省をふまえて話の構成を変えたところ、所要時間が大幅に増えてしまい、総務の先輩はヒヤヒヤしていたらしい。ごめんなさい。決められた時間の中で言いたい事を伝えるというのも大切なことなので、それは今後の課題としたいと思う。

  定時で退社し、箱根へ。急遽、「天成園」に宿をとる。学生時代に1度訪れたこのある宿で、一時期全館リニューアルの為に休業し(おそらくこのタイミングで経営権が大手チェーンに移った)、1年ほど前に再オープンした宿である。関内から箱根湯本までは、約1時間半。家に帰るのと同じ時間である。到着は、19時半。しかし、湯本駅前は既に真っ暗で、夕食を食べる場所が見つからなかった。仕方がないので、コンビニで食材を買い込む。


19時半の時点で、全ての店のシャッターが下りている。

  天成園は、当然ながらめちゃくちゃ綺麗になっていた。昔は、古き良き大型温泉宿といった感じだったが、その跡形もない。どちらかというと、温泉宿というよりスーパー銭湯にホテルがくっついている感じである。一方で、以前からあった庭園や滝(玉簾の瀧・飛烟の瀧)、神社などはそのまま残されているし、接客も以前のようにきちんとしていた。24時間営業のコンビニも併設されている。また、館内を裸足で歩き回ることが出来るのもありがたい。総じて、新たな温泉宿の形として、ありなのかもしれない。


与謝野晶子が愛したという「玉簾の瀧」


館内では、清水アキラさんの絵画展が行われていた。

  部屋に入り、その綺麗さに驚く。また、テレビの他にパソコンが設置されていたのにも驚いた。ただ、日々の喧騒から逃れるためにやってきたのに部屋にパソコンがあると、ちょっと萎える。いや、ある便利は便利なんですが…。温泉宿の風情を求める人には、あまり向いていない宿かもしれない。夕食は、コンビニで購入したお弁当。


一応、館内にも食事処はありますが、行くのが面倒で…。

  その後、さっそく屋上の露天風呂へ。金曜日ということで人がおらず、周囲には湯気が立ちこめ、湯船に寝転ぶと目の前に星空が広がっている。最近は、こんな機会でもないと星を眺めるなんてことはないので、とても新鮮なひと時を過ごすことが出来た。ちなみに、当然ながらお湯の質も良いので、長く入っていてもなかなかのぼせない。大満足で部屋に戻ったあとは、コンビニで購入したお菓子を食べながらダラダラとテレビを見て、日付が変わる頃には就寝。


スジャータのアイスクリーム(しかもストロベリー味)があった。