7時半起床。朝食と入浴を済ませ、祖母に別れを告げて家を出る。母の友人たちとの集まりに顔を出し、挨拶だけしてから、近鉄線と地下鉄線を乗り継いで荒本駅へ。駅から徒歩約5分、東大阪市役所の隣にある「クリエイション・コア東大阪」という建物の中に入っている東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)を見に行く(とは言っても、お正月休みなので中には入れない)。人工衛星「まいど1号」を打ち上げて一躍有名となった東大阪の町工場であるが、その実現にあたっては、協同組合組織を作っていたのだ。
クリエイション・コア東大阪
窓の外から中を覗く。
その後、実際の町工場地域を見に行こうと思ったのだが、場所がわからない。コンビニの店員さんはともかく、交番のおまわりさんでもわからないとのこと。「考えられへん。まいど1号はお前らの街の誇りだろうが!」という言葉は心の中に留めておき、仕方がないので近くのマンガ喫茶で情報収集。近所にはいくつか工場地域があったが、せっかくなので以前(2010年7月15日)に講演を聞かせて頂いたことのある、プロジェクトの中心人物(元理事長)である青木社長の会社(株式会社アオキ)のある高井田へ行ってみることにした。
高井田駅前の大通りから1本中へ入ると、すぐに株式会社アオキを発見。そこから更に奥へ進んでいくと、町工場の集まる地域が広がっている。当然、今日はどこも閉まっているが、周辺には工業用油と鉄の臭いが漂っており、独特の雰囲気を感じさせてくれる。決して美しい街並みとはいえないが、こういう小さな町工場が日本の産業を支えているわけで、この地域は東大阪だけでなく、日本の誇りである。
株式会社アオキ
とりあえず、片っ端から写真を並べてみました。
地下鉄に乗り、動物園前へ。今度は、こちらも大阪の誇る街、新世界を探索する。この地域は、近年は随分と観光地化されてしまったが、以前は一般人が簡単に踏み込むことができないような独特の世界だった。私も小さい頃に今は亡き祖父に連れてきてもらい、子ども心に異様な雰囲気を感じながら串カツを食べ、手打ちのパチンコで遊んだのをよく覚えている。今では当時のような雰囲気はよっぽどの裏路地へ入らないと味わうことは出来ないが、それでも十分魅力的な繁華街であることには変わりない。
ビリケンさん
反対側から見た通天閣
ポルノ映画をカップルシートで見るって、一体何を…。
こちらも、とりあえず片っ端から写真を並べました。
遅めの昼食は、「天下一品」のこってりラーメン。「天一なんて関東にもあるじゃん」と言われると何も言い返せないのだが、何となく本場のほうがおいしいような気がする。接客に関しては、間違いなく大阪のほうが良いし。関西弁のイントネーションで発せられる「またお願いしますー」で、やけに心温まるのは私だけだろうか。
やはり、こってりでしょ。
新大阪駅で母と待ち合わせ、お土産に蓬莱の豚まんと赤福を買ってから、お好み焼き屋「ぼてじゅう」へ。ちなみに、このお店も関東にある。味も変わらない。しかし、おいしいのだからそれでいいのだ。
ここのモダン焼きは本当においしい。
新大阪17:07発ののぞみ248号に乗り、東京へ。車内販売のアイスクリームを食べてから眠り、気が付いたら浜松を通過していた。その後はこの日記の原稿を書きながら過ごし、東京駅には定刻通りに到着。
20時半前に帰宅。荷物の整理や年賀状の返信を書いてから、深夜に再び外出。友人たちと合流し、銭湯はお正月休みなので、ファミレスでまったりと過ごす。今年も、こういう遊び方は変わらないだろうし、変えたくないと思う。帰宅は3時過ぎ。