社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月26日(金)

2011年08月27日 02時27分39秒 | 2011年

  6時起床。一旦オフィスに出社したものの、すぐに先輩と同期と一緒に川崎へ出張に出掛ける。現地でもう1人の先輩と合流し、支援先企業のISO9001の内部監査に同席させて頂く。今回の趣旨は、内部監査員としての勉強のために他組織の内部監査を見てみようというものである。そして、この仕事について、昨日の日記で私は「興味のない仕事なので適当にやり過ごす」と書いたが、その判断は間違っていた。うちの組織でやっている感覚では「内部監査=しょーもない仕事」だが、この会社の内部監査は全く異なるものだった。一言で言えば、本気度、特に管理職の方々の本気度がひしひしと伝わってくるのだ。その理由には、大きく以下の2つが考えられる。

  • 14001(環境)ではなく9001(品質)なので、監査内容が業務ひいてはその先にある売上・利益に直接関係する。
  • 民間企業であるため、本来営業活動等に費やせば「お金を生む」時間をわざわざ割いて内部監査に充てているのだから、しっかり成果を出さないともったいないというコスト意識がある。

うちの組織と比べた場合、前者は取っている種類の問題なので仕方ないが、後者に関しては圧倒的な意識差がある。この会社では、管理職以上の経営層が明確なコスト意識を持っているので内部監査に対するモチベーションが非常に高いが、うちの組織の場合は、むしろ上の人間のほうが「こんなことやって意味あんのかよ」という姿勢でいる。うちの組織の場合、近年段々と成果が求められるようになったとはいえ、それが出せないからといってすぐに組織が存続の危機に陥るわけでもないし、私たち一職員レベルにおいても、給料が下がることもなければクビになることもない。だから、成果を出さなければ組織がつぶれるし、給料も下がればリストラもあり得る民間企業との意識差が生まれる。今回の経験を通して、私を含め私たちの組織がいかにぬるま湯体質に陥っているかということを痛感させられた。

  17時過ぎに一旦帰社し、18時過ぎに退社。帰りの湘南新宿ラインで、崎陽軒のシュウマイ弁当を食べる。相変わらずのクオリティの高さ。久しぶりに食べると、余計にそれを感じる。長年この味を守り、顧客からの人気を保つのは、一見簡単なようで実は非常に難しいことのなのだと思う。

  21時過ぎに帰宅。深夜に、夕飯だったキムチ鍋の残りを活用し、雑炊を作る。適当に調味料を加えてからご飯を入れ、最後に卵でとじる。これが、想定をはるかに超えて美味しかった。しかし、残念なことに、何のおかげでこれだけ美味しくなったのかわからない。こんなことなら、何を入れたか1つ1つ記録しておけば良かった。