7時起床。自然に目が覚めてから10秒しないぐらいでアラームが鳴った。ちょっと、損した気分である。
午前中は事務処理や会議に費やし、昼前から出張に出掛ける。桜木町駅から、始発の横浜線に乗る。多くの人は横浜から乗車するので、桜木町では車内は閑散としている。
車内では、約2週間後に迫ったタイへ思いを馳せる。
昼過ぎに相模原に到着。暑い、とにかく暑い。
駅前でコンサルタントさんや行政の担当者の方と待ち合わせ、行政の施策認定に関するご相談を頂いた企業にお邪魔した。詳しくは書けないが、製造業の企業で、高い技術力にネットワーク、事業に対する高い志を持ち合わせた非常に魅力的な企業である。そのため、3時間以上掛かった打ち合わせも、本当に時間があっという間に過ぎて行った。もちろんどの業種にも魅力的な企業はあるだろうし、それぞれ本当に一生懸命頑張っていらっしゃるのだろうが、私はやっぱり川上産業が好きだ。何だかんだ言っても、こういう企業が日本経済を支えているのだ。
今日は、そのまま直帰する。昼食を食べる時間がなかったので何か食べてから帰ろうかとも思ったのだが、結局そのまま家へ帰った。
夕食は、いつも通りの蒸し野菜&納豆卵かけご飯だが、ご飯にバターを一切れ入れてみたところ、マイルドな甘味と塩気が加わって、一段も二段も美味しくなった。我ながら、これはナイスアイデアだった。
デザートに、スーパーで買ってきた桃と梨を食べる。梨は、今季初である。そして、桃も梨も、自分のお金で買ったのはこれが初めてだ。自分で買ったものは、余計に美味しく感じられる。
多くの人がそうであったように、私も小さい頃から「人を傷つけてはいけません」と教えられて育った。これまで年齢を重ねてくる中で、そもそもその言葉の意味すらわからなかった頃もあれば、「そりゃ当然でしょ」と思ったり、「いや、時と場合によっては必要な場合もあるんじゃないの?」と反論していた頃もあった。しかし、ようやく最近になって、その言葉の重さをひしひしと感じている。それはおそらく、それなりの量、人を傷つけ、人から傷つけられてきたからだろう。やはり、基本的には人を傷つけてはいけない。しかし、今何かと話題になっている「いじめ」のような、明らかに人を傷つける行為がある一方で、意図せざる結果として人を傷つけてしまうことがある。そして反対に、相手に全くそんな意図はないのに、傷つけられることもある。意図的に傷つけられた時はやりかえせばいいが、相手に悪意がない場合はどうしたらいいのだろうか。そして、それが一度ではなく、繰り返されるとしたら、どう対処すればいいのだろうか。この問いに対して現時点で私が出した結論は、その相手との関係を絶つということである。要するに、逃げるのだ。この結論に対しては、自分自身の中から「その相手が自分にとって大切な人でも?」という疑問が投げかけられる。そして、この疑問に答えるのにかれこれ数年かかったが、今ようやく答えが出た。答えは、イエスだ。携帯の電話帳から削除するとか、SNSの友達から外すなんて野暮なことはしない。しかし今日、間違いなく私は、1人の友人を失った。今日のこのような決断が、私の人生で最初で最後のものとなることを、心から祈っている。