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6月3日(木) 来年こそダービーを。

2021年06月05日 08時41分00秒 | 2021年

 6時45分起床。

 朝食はオートミール。娘は自分の食事を一通り平らげたあとで私のオートミールを食べる。デザート感覚なのだろう。そのため、私は娘の食事が終わるまで何も食べずに待っていなければならない。

 普段、娘の髪の毛は2つ結びで、片方は私がただまとめて結ぶだけ、もう片方は妻が三つ編みにするというファンキーな髪型で保育園へ行っているのだが、今日の要望は珍しくひとつ結びの三つ編みだった。お父さんとしては出番がなくなるので寂しいが、まあこのほうが明らかにしっくりくる髪型ではある。

 妻と娘を見送ってから身支度を整え、8時半前に家を出る。今日は週に1度の出勤日である。

 9時15分過ぎに出勤。今日は私の部署では他に誰も出勤して来ない。ちょっと寂しいが、目の前の仕事だけに集中できるという意味では悪い環境ではない。

 昼食は、「石居」で銀だらの粕漬けを食べる。3週間振りである。今日は朝からランチは絶対にここで食べると決めていた。

 ダイエットのため、ご飯は少なめにしてもらう。ただ、メインの銀だらはもちろん、卵焼きも味噌汁(あら汁)もとにかく美味しくてご飯が進む味なので、後から少し後悔した。お昼ご飯くらいは、カロリーのことなど考えずに食べてもいいかも。

 腹ごなしに少しお散歩。久しぶりに新橋の街を歩くので、新鮮な楽しさがある。

 「ドトール」で黒糖ラテを買ってからオフィスへ戻る。今日はこれを飲むためにご飯を軽めにした。

 今日中にやっておきたい作業や今後の在宅勤務のための準備などを終え、17時半の定時で急いで退社。俗にいう「定時ダッシュ」というやつである。

 急いで東海道線に飛び乗り、関内へ。今日は、前職時代の競馬部のPOGドラフト会議である。参加者は6人。昔からお世話になっている関内駅前の焼き鳥屋「とりろう」の10人用個室を借り、広々とした空間でソーシャルディスタンスを取り、マスク会食で開催する。

 ちなみに、前回(2020-2021)では、遂にダービーオーナーが誕生した。先日のダービーをハナ差で制したシャフリヤールを、後輩が持っていたのだ。順位としては、その後輩が1位で、私は2位。順位に応じて今回の会食の費用負担が変わり、後輩は無料、私は3,000円(通常は1人6,000円)となる。

 今回のドラフト会議は、たびたび競合(抽選)が発生する、なかなか熱い戦いになった。私も1位と4位の指名で競合し、1位は抽選で外れ、4位は当たって獲得することが出来た。1位指名馬を取れなかったのは悔しいが、やはり競合したほうが盛り上がって楽しい。

 私の指名馬は以下の10頭に決まった。


・第1位 コリエンテス(牡 父・ディープインパクト、母・イスパニダ)

当初1位指名していたのがコマンドラインで、その外れ1位。コマンドラインが競合することは予想できたので、外れた場合にはこの馬と決めていた。ノーザンファームの1番星で「全身がバネのような走り」という評判の馬である。ゲート試験にも合格済みで、場合によっては早期デビューも期待される。

・第2位 レディナビゲーター(牝 父・ハーツクライ、母・レディスキッパー)

ノーザンファームのNo.1牝馬と言われる本馬。全姉アドマイヤミヤビはPOG期間に重賞を含む3勝を挙げ、オークスでも3着に入っている。遅咲きのハーツクライ産駒にして、開幕週(今週)の新馬戦に登場する仕上がりの早さは期待大。ただ、調教を見る限りは、初戦から能力全開というわけにはいかないかもしれない。

・第3位 レッドアクトゥール(牡 父・スクリーンヒーロー、母・レッドリヴェール)

これは完全な思い入れ指名。私が競馬にハマったきっかけと言ってもいいくらい大好きだったレッドリヴェールの2番仔。昨年指名予定だった初仔はデビュー前の怪我で競走馬にはなれなかったので、その分も含めて期待は大きい。お母さんは身体が小さくて調整に苦労したが、本馬は馬格もしっかりしており、母が悔しい思いをした日本ダービーで雪辱を果たしてくれるのではないか。

・第4位 ラクスバラディー(牝 父・ドゥラメンテ、母・リッチダンサー)

この馬は1週間くらい前までは指名リストにすら入っていなかったのだが、とにかく調教が素晴らしくて急遽指名候補の上位に入ってきた。時計はもちろん優秀だし、何より走りの美しさが印象に残った。今週末のデビュー戦で鞍上に予定されている松山騎手も、その乗り味を絶賛しているらしい。ドゥラメンテという良い意味で気違い馬の血が入っているのもワクワクする。この馬が走らないんだったら、もはや事前の調教情報は全く当てにならないものだということになる。まあ、いざ馬群に入ったら…とか、気性的に…なんてことは十分あり得るのだけれど。

・第5位 キングズパレス(牡 父・キングカメハメハ、母・ドバウィハイツ)

前回の持ち馬ランドオブリバティの半弟。お兄ちゃんはG1レースで逸走して騎手を振り落としたり、なかなかのやんちゃっぷりだったが、持っている力は間違いなかった。本馬も既に入厩し、ゲート試験に向けて順調に調整されている。本世代がラストクロップになるキングカメハメハの産駒という意味でも、ひと花咲かせてくれることを期待したい。

・第6位 トゥードジボン(牡 父・イスラボニータ、母・コッパ)

キングスパレスとは反対に、こちらは新種牡馬イスラボニータの初年度産駒。イスラボニータが勝った皐月賞は先輩と一緒に現地観戦していて、馬券を当てた先輩に焼肉に連れて行って頂いた思い出がある。産駒の特徴がどう出るのかはまだ未知数だが、本馬は社台ファームの吉田照哉社長が絶賛しており、調教も順調そのもの。調教師が開業したての四位さんというのも面白い。ゲート試験も合格済みだし、調教の感じを見ていると、このまま早期デビューできるのではないかと思われる。

・第7位 メリトクラシー(牝 父・シルバーステート、母・メリオーラ)

こちらも新種牡馬シルバーステートの初年度産駒。シルバーステートはこのPOGを始めた最初の年に指名した馬で、私は未だに怪我さえなければ間違いなくダービー馬になっていたと思っている。幻のダービー馬の初年度産駒を指名しないわけにはいかない。本馬はおそらく短距離馬で、牝馬路線の主要距離である1,600mは少し長いかもしれないが、調教も順調だし、父が持っていた規格外のスピードで短距離戦線を総なめにしてくれるのではないかと期待している。

・第8位 レッドラディエンス(牡 父・ディープインパクト、母・ペルフォルマーダ)

この馬は、とにかく関係者の評判が抜群に良い。「またがった人全てが絶賛する素晴らしい乗り味」と言われている。こういう馬が走るとは限らないのが競馬の面白いところではあるのだが、ここまで評判が良いと気になって仕方ない。おそらくまだ北海道にいるのでデビューはあまり早くないだろうが、こういう馬も1頭くらい指名してみてもいいだろう。

・第9位 カイザー(牡 父・シルバーステート、母・ヴィヴィッドカラー)

これは完全なロマン指名。父は7位のメリトクラシーと同様に、個人的に強い思い入れのあるシルバーステート。加えて、サンデーサイレンスの3×3という濃いめのインブリード(近親交配)がどう出るかに注目している。インブリードは爆発的な競走能力をもたらすことがある反面、気性面に大きな問題を生じるケースも多いので、諸刃の剣である。まあ、最近は2×3のような究極のインブリード血統が走ったりもしているから、3×3くらいならそこまでヤバくはないと思うのだが。

・第10位 マイネルメサイア(牡 父・ゴールドシップ、母・マイネソルシエール)

先日のオークスを買ったユーバーレーベンと同様、故・岡田総帥ゆかりの血統の馬を1頭指名したかった。父ゴールドシップ、母の父ロージズインメイは、いずれも総帥が導入した種牡馬。生産もビッグレッドファームで、こういう馬が勝つと馬券云々に関係なく喜べる。ユーバーレーベンの半弟(父オルフェーヴル)と少し迷ったのだが、岡田血統ならオルフェよりシップでしょ、ということでこちらを選んだ。いざ、マイネル軍団初のダービー制覇へ。


 22時過ぎに帰宅。この時間なら娘はもう寝ているだろうと思って普通に家に入ったのだが、後から妻に聞いたら眠ってから2、3分しか経っていなかったらしい。危ない危ない。

 入浴と洗濯を済ませ、今日の指名結果をネット競馬のシステムに登録する。全員分で60頭あるので、結構大変だ。しかし、これで安心して週末の新馬戦開幕を迎えることができる。ちなみに、予定では今週末の新馬戦で60頭中5頭がデビューする。私の持ち馬も2頭入っているので、何とか開幕ダッシュを決めたいところである。

 1時過ぎに就寝。娘が私の布団で大の字になっているので、端っこで小さくなって眠る。しばらくすると、起きてるんじゃないの?というレベルで足をガシガシ動かして私のTシャツの中に入れ、お腹にすりすりしていた。