6時起床。今日は、単独行動である。7時前に家を出て、天王寺から紀州路快速に乗って和歌山へ行き、普通列車に乗り換えて紀三井寺駅へ。駅から歩いて10分ほどで、西国第2番の紀三井寺に到着する。紀三井寺は、急な山の斜面に建っているため、本堂まで行くのに数百段の階段を上らなければならない。しかし、その分境内は緑に溢れ、そこから眺める景色も素晴らしい。また、平成20年に開眼された、木造立像では日本最大となる大千手十一面観音像は、とにかく大きくて圧倒される。古くからあるお堂・仏像たちと、新しく出来た観音像。人によってお寺の好みは分かれるところだが、ここのお寺は万人に好かれるのではないだろうか。
和歌山発、御坊行き各駅停車。
門前町から仁王門を眺める。
段数が多い上に、急な階段。
緑に覆われて、本堂が見えない。
上から見ても、境内のほとんどが緑に覆われている。
強力な生命力を感じる。
六角堂
身代り大師
境内からの景色。
一旦和歌山へ戻り、和歌山線に乗り換えて粉河駅へ。駅から歩いて10分ほどで、西国第3番の粉河寺に到着する。このお寺はとにかく敷地が広く、本堂も西国三十三箇所の中で最も大きい。それにも関わらず、境内は隅々まで手が行き届いており、お寺の方々の苦労が垣間見られる。一通り境内を散策した後、本堂の目の前にあるお茶屋さんで休憩。草もちのセットを食べたのだが、付け合わせの冷やした高野豆腐がおいしかった。そういえば、ここから高野山はそう遠くない。
和歌山線粉河行き。
粉河駅。背後には、大きな山がそびえている。
大門
境内に川が流れている。
中門
本堂
草もちセット(左上の高野豆腐がおいしい)
粉河駅から再び和歌山線に乗り、橋本へ。橋本で南海高野線の特急こうや号に乗り換え、河内長野で降りる。河内長野からは、近鉄線に乗って藤井寺で下車。駅から歩いてすぐのところにあるジャスコの中に入っているラーメン屋「スガキヤ」で、「特製ラーメン」を食べる。私の中では、世界で一番おいしいラーメンは、このスガキヤの「特製ラーメン」である。元々ラーメンが好きではない私でも、小さい頃から親しんでいるこのラーメンには強烈な愛着を感じる。祖母の家のすぐ近くのお店が閉店してしまったため、今後はこの藤井寺のお店が最寄りとなるが、大阪へ行った時には何としてでも食べたいものなので、今後もちょくちょく訪れることになるだろう。
高野山へ向かう特別列車「天空」(橋本駅にて)
スガキヤの特製ラーメン(420円)
15時前に帰宅。家には、親戚一同が集まっていた。みんなで苺大福や柏餅を食べながら、色々な話をする。叔父や叔母、いとこたちも皆元気そうだ。途中、叔父2人と男水入らずで散歩に出かける。その途中で、叔父が花を購入し、少し早い母の日のプレゼントにしていた。散歩から帰ってしばらくして、アウトレットへ行っていた母が帰宅。これまた、しばらくみんなで談笑する。この春から大学2年生になる従妹は、すでに就職についてあれこれと考えているらしい。「どんな仕事が向いてるんやろ」と言うので、「それを考えるよりも、今はとにかく興味のあることにどんどん首を突っ込んで、遊びまわったほうがいいよ」と、正しいのかどうかわからないアドバイスをする。確かに、就職活動には真剣に取り組むべきだが(私はそれを身を以って体感した口の人間だ)、今から悩んだってほとんど意味はないだろう。それなら、死ぬほど遊んで、バイトして、恋愛をして、ついでにそこそこ勉強もするという生活を送ったほうがいいだろう。
親戚が帰った後は、ゆっくりと入浴をして、ダラダラとテレビを観る。あっという間に、明日は最終日だ。時間が経つのが本当に早い。