7時10分起床。目覚ましが鳴ったのに気付かず、時計を見て一瞬ヒヤリとした。
午後からの大切な事業に向けて、午前中は準備作業。その最中、本日の事業の主役の1社である農家さんから展示用兼出席者へのお土産用の三浦大根が届く。詳細は後で述べるが、この日のために、大根たちもお洒落をしている。それが他の職員からも大人気で、みんな集まって写真を撮っていた。


昼食は、いつもの中華料理屋のフカヒレ卵飯。フカヒレよりもエノキの量が多かったが、それほど気にせず食べることが出来た。

午後からは、今年、国の施策である「農商工連携」及び「地域資源活用」の認定事業に認定された2社(連携体)の授賞式を開催する。認定授与や来賓祝辞、受賞者からの事業説明に加えて、最後に試作品の試食会を実施し、参加者たちはみなさん楽しそうに過ごされていた。認定事業制度については省略して、ここでは2社(連携体)の事業概要について少し紹介する。
まずは、農商工連携。三浦野菜を栽培する株式会社高梨農園と横浜中華街で中華点心等を販売している株式会社菜香食品が連携し、三浦野菜を活用した新中華点心の開発を実施する。今回は、試作品として、三浦大根の皮で作った中華春巻きがお披露目された。春巻きの皮に大根の皮を使っているため、春巻きなのにヘルシーで、しかも食感が良く、美味しい。今後は、おやきや中華まんといった商品も開発・販売していく予定である。詳細は、中小企業基盤整備機構の紹介ページに載っているので、是非ご覧あれ。


見た目は普通の春巻きだが、皮が大根なので食感も良いし油っぽさも圧倒的に少ない。
続いては、地域資源活用。鎌倉の老舗蒲鉾屋である株式会社井上蒲鉾店が、基本原料のグチに加えて、これまでは捨てられていた未利用資源(アカモクという海藻、たたみいわしの壊れ・雑魚等)を利用した蒲鉾惣菜を開発する。グチだけで作られた蒲鉾に比べて含まれる栄養素が多岐に及び、味や食感も既存のものとは異なる美味しさがある。こちらも、詳細は、中小企業基盤整備機構の紹介ページをご覧あれ。
中に未利用魚やアカモク(海藻)が入り、上にシラスがのっている。間違いなく新しい美味しさ。
事業を無事に終え、21時前に帰宅。夕食は、お土産に頂いた三浦大根。少し大きめにカットしてルクエで蒸して塩とポン酢で頂く。極端な話、このように美味しい大根は、調味料がなくてもそのまま食べられる。とりあえずのつもりが箸が止まらなくなり、結局夕食はこの大根オンリーとなった。
