7時起床。妻と娘は眠っている(明け方に1度起きて再度眠ったのだろう)ので、起こさないように身支度を整えて家を出る。
地下鉄と京急線を乗り継いで、追浜へ。駅で先輩と後輩と待ち合わせ、支援先の理事長に迎えに来て頂いて横須賀市のリサイクル施設「アイクル」へ。ここで開催されるイベント「第62回アイクルフェア」に参加する。イベントの詳細にご興味をお持ちの方は、リンク先の情報をご参照ください。一応私がまとめたイベント概要も、前回(昨年11月25日)の日記から引用します。
アイクルフェアいうのは、横須賀市が市民の方々に向けて「ごみの減量化と資源化」について理解を深めてもらうためのイベントで、横須賀市資源回収協同組合が協力し、古本市や古着市、リサイクル自転車販売、再生家具販売といった様々なイベントが行われている。また、「ごみトーク」と呼ばれるイベントでは、ごみの分別や資源回収の仕組みなどについて解説が行われた後、参加者の中から抽選でトイレットペーパーのつかみ取り大会が行われる。
メイン会場。古本市は毎回大盛況で、オープンと同時に人が押し寄せる。
ジーンズ販売コーナー(オープン前)。どれも1着300円。
布や帯などの販売コーナー(オープン前)。女性たちで賑わう。
「ごみトーク」も大盛況。また、この前には警察署から交通安全教室も開催されていた。
トイレットペーパーのつかみどり。「ごみトーク」参加者の中から抽選で参加権利がもらえる。
私たちの役目は、会場の一角にブースを設けて、バルーンアートを作って子どもたちにプレゼントすること(無料)。10時から15時まで、忙しい時間帯もあるが、基本的にはやってくる子どもたちとわいわいお喋りをしながらバルーンアートを作るという楽しいお仕事である。自分が親になってから更にそうなったのだが、子どもたちの笑顔を見ているとこちらまで笑顔になる。
子どもたちが途切れたタイミングで、昼食にお弁当を頂く。食べて戻ると、すでに子どもたちが待っていた。
イベントは15時で終了。片付けを済ませ、会場の外へ出て休憩。施設が海沿いにあるので、景色が良い。今日は風が強いので、荒々しい海が見られた。
横須賀中央へ移動し、理事長にお寿司屋さんへ連れていって頂く。前にも何度か連れてきて頂いたことのあるお店で、何を食べてもとんでもなく美味しい。いつもこのイベントの後は会場近くのとんかつ屋さんに連れていって頂くのだが、数日前にお会いした際に私が冗談で「次はお寿司ですかねぇ」とおねだりしたら、定休日にも関わらず大将にお願いして開けて頂いたとのこと。わがまま言ってすいません。本当にありがとうございます。
「好きなもの勝手に頼め」というお言葉に甘えて、どんどん食べる。やはり、びっくりするくらい美味しい。「え?これが○○!?これまで食べてたのと同じ魚とは思えないんですけど!」という感動が連続してやってくる。また、理事長や大将とのお話も面白くて、とんでもなく楽しい時間を過ごさせて頂いた。中でも最も印象的だったのは、「偉くなればなるほど偉そうにしちゃいけない」という言葉だった。俗に言う「実るほど…」というやつだ。諺としてはよく耳にするものではあるが、それを体現している方の言葉として聞くと説得力が違う。
全ての写真を載せるととんでもない量になるので、一部を抜粋して。
鮑。分厚く切ってもらう。歯ごたえと甘みに翻弄される。醤油と穴子のタレで食べる。
牡蠣。ぷりぷりで濃厚。
「ちょっと面白いものを」と大将が出してくれたマグロの筋。穴子のタレで食べる。食感が良く、お肉のような旨みがある。
雲丹。苦みが一切なく、とんでもなく濃厚で甘い。
本マグロの赤身。味が濃い。赤身でこれだけ美味しいとなると…。
東京湾の鯵。通常の仕入れルートではなく、常連さんが釣ったものを持ってきてくれたらしい。個人的にはこれが一番のツボ。
穴子。ふわふわ、いや、ふわっふわだ。
ねぎとろの握り。理事長発案のオリジナルメニューらしい。赤身とは一味違い、濃厚な旨みがある。
赤貝の巻物。筋の部分を巻物にしてもらう。食感がたまらない。
ガリ巻き。さっぱりして癖になる美味しさ。
鯵とガリ、大葉の巻物。これもさっぱり。
玉子焼きがとんでもなく美味しい。
最後はトロ。もはや言葉は必要ない。ごちそうさまでした。
古き良き飲み屋街「若松マーケット」を歩き、理事長行きつけのお店へ。優しくて気さくなママさんがやっているカウンターだけの小さなお店だ。それがとてもアットホームな雰囲気を醸し出していて、居心地が良い。また、入った瞬間のやりとりで、理事長がお店のママさんや他の常連さんから愛されているのがすぐにわかった。やはり、この方の人を魅了する力はすごい。私も、自分が女性だったら間違いなく惚れている自信がある。もちろん食事も絶品だったが、この方と一緒に過ごせる時間が一番貴重なものだ。
若松マーケットは「横須賀ブラジャーが飲める街」として有名である。ちなみに、横須賀ブラジャーとはブランデーとジンジャエールをカクテルしたお酒のこと。
地元の農家さんが育てているブランドトマトを食べさせてもらったのだが、甘くてとても美味しかった。
22時過ぎに帰宅。これだけ横須賀を満喫させて頂いたからには、次はもっと風船を上手に作れるようにならないと。レパートリーももっと増やしたい。