さて中華料理の中でも特に人気の高い干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)。こう書くとなんだか中国の妖怪の名前みたいですが、一般には「海老チリソース」の通り名で有名です。
中学生のころ野球部に入っていたのですが、土曜日は半ドンで給食が無く午後の部活のため、弁当持参でした。(土曜の半ドンって週休二日が普通になった最近の子供は知らないんだろうなあ・・・)
週に1回だったので、それほど負担にならなかったのか母が毎週気合を入れたお弁当を作ってくれたものです。
その中でも登場回数の多いのがこの海老チリでした。
その影響で私も弁当とかを作るとこれをよく作ります。
ただ、あまりに「お弁当のおかず」というイメージが強くて、なかなか夕食のおかずとしてはあまり思い浮かばないんですよね。
そんなおり先日知人とのちょっとした会話から海老チリの話になり、そういえばと思い作ってみました。
「海老チリソースの素」とかを使わないでも意外に少ない材料で作れるので、思ったよりも簡単だと思いますよ!
★★材料★★
海老・・・・・・・・・15尾
長ねぎ・・・・・・・・1本
トマトケチャップ・・・大さじ4
豆板醤・・・・・・・・大さじ1
鶏がらスープ・・・・・90ml
生姜の絞り汁・・・・・少々
塩・・・・・・・・・・適量
胡椒・・・・・・・・・適量
片栗粉・・・・・・・・適量
油・・・・・・・・・・適量(揚げ油は別)
★★作り方★★
1.海老は殻を剥き、背腸を取って、尻尾のとがったところを切り落とす
2.殻を剥いたえびを塩で揉んで、水洗いし臭みを抜く
3.水を切った海老に軽く塩胡椒して生姜の絞り汁を加えて揉み、下味をつける
4.下味の付いた海老の水気を切り片栗粉をまぶしてから軽くはたき、衣を馴染ませる
5.長ねぎをみじん切りにする
6.中華なべにたっぷりの油(分量外)を熱して160℃くらいで下ごしらえした海老を揚げる
7.海老を一度引上げ、油を捨てたら、洗わずに中華鍋を再度火にかける
8.豆板醤を入れ軽くかき混ぜたら、トマトケチャップと長ねぎを入れしばし炒める
9.長ねぎに火が通ったら、揚げた海老も入れ、最後に鶏がらスープを加えてしばしかき混ぜながら煮立たせる
10.水分が適度に飛んで、海老の衣が溶け出してとろみが付いたら完成
★★ポイント★★
海老の背腸は苦味の元になるので、丁寧に取り除きましょう。
鶏がらスープですが、「スープの素」等のインスタントのものには塩が入っているので、その分下味の塩気などを控えめに。
豪華に見えるので殻付きの海老を使っておりますが、無塩のむき海老とかでも出来ます。
海老を油で揚げるのが面倒な人は、片栗粉の衣を付けずに、その代わり炒め時間を長めに取り、最後に水溶き片栗でとろみをつけてもいいと思います。
それと最後に、とっても気をつけていただきたいのですが
豆板醤をいためるとその辛味が揮発して目や鼻に来る
ので、換気扇を回すのを忘れずに!
そうそう、海老が大きめだったのと、酒のつまみにすることから、ついでに包菜も買ってきて1尾ずつ包んで食べるようにしてみたのですが、これ結構当たりです!
■唐がらしみそ四川豆板醤(シセントウバンジャン)
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