岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

中華料理 幸軒

2008-04-12 07:00:03 | ラーメンレポ
実は朝から2軒目・・・だって・・・せっかくなかなか来れない築地に来たんですから・・・。
というわけで、以前から情報があったものの、探すことが出来なかった幸軒へ。
このお店、乾物屋さんが立ち並ぶビルに看板があるんですけど、どこにも無いんですよね。
もしかしたら2階かも、っておよそ人の上がっていきそうにない階段を覗き込むと、乾物屋さんのおばちゃんに「そっち事務所です」だって。
「すみません」というついでに「幸軒ってどこですか?」と訊くと、「あっちです」と乾物屋さんの奥のほうを・・・。


あっ!!
確かにありました。
乾物屋を入っていった奥に、ラーメン屋さんが・・・それに知れもコレは解りづらいことこの上ない。
このお店をガイドに載せたのって、ある種宝探しの謎解き的理由な気がしてなりません。
というわけで無事入店、そしてラーメンを注文。



見た目よりも結構こってりしたスープは、鶏がらとんこつでしっかり出汁を取って、豚ばら肉を醤油で煮込んだチャーシュー、そして煮汁を醤油だれにしています。
麺はやや幅広で、太目の麺を使用。
味、見た目共に質実剛健そのもの。やっぱり男社会だなあ。

オヤジさんも如何にも職人風で、常連さんらしき人たちとの界隈も荒々しくて面白い。
その時「こんちは。持って来たよ」と入ってくるオヤジさんと同じくらいに見えるおじさん。
持って来たのは「まな板」。厨房用品の卸らしく、頼まれたのを納品しに来たらしい。

「あれこれずいぶん良いやつじゃねえか!こんなに厚いのいらねえんだよ!、薄いのでいいんだから高けえ金払わねえぞ」
「おめえ厚さのことは言ってなかったじゃねえか?いいんだよ。コレくらい厚くても、はい領収書」
しばしの問答の末領収書を見て、「ほらよ」とお金を渡す店主。
まな板を見ると
「あれ・・・これ節があるじゃねえか!値引きだな」
「こんだけ立派なヤツをこの値段で出してんだから勘弁してくれよ」
店主今度女将さんに見せて「ほらここだよ」。
それ見た女将さんも「あらやだ、これは値引きよね」
その会話を飯を食いながら聞いていた隣のおじさんが今度は
「こんなうるせえところで飯食ってらんねえよ!」
といえば今度は店主がまな板屋に
「そうだお前帰れ!」
「そうはいかねえよ、飯食ってねえんだよ。なんか作ってくれ」
今日も築地は賑やかです。
ごちそうさまでした。

【地図】東京都中央区築地4-40-5 夕月ビル1F


■「江戸~昭和」の歴史がわかる東京散歩地図


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築地井上

2008-04-12 06:51:54 | ラーメンレポ


築地のラーメン屋さんといえばやっぱり井上が有名ですね。
時々のぞきますが、そのたびに長蛇の列が出来ています。



頼むも何もメニューは中華そば(650円)のみ。
黙って並んで順番が来たらお金を払って、お釣りがあったらもらう。
あとはラーメンをもらって、歩道に設置された台の上でラーメンをいただくばっかりです。
あっさり系の醤油スープは実は結構な量の科学調味料を入れているところを目撃してしまい、ちょっとゲンナリ。
しかし、この化学調味料のおかげで味が丸くなり、塩分量が比較的少ないのに、美味しくいただける理由でもあるんですけどね。
麺は茹で上げを早めるため、ずいぶん細め。
具はもも肉のチャーシューにメンマ、そしてねぎとかいわれ大根の薬味が乗ります。
本日はねぎの割合が大きいですな。

並んでラーメンの出来上がりを待っていたのですが、数人前のおじさんは常連らしくなにやら、オヤジさんと会話しています。
「社長はどうしたんだ」
「今日は土曜だから休みだよ」
「へ~重役さんだねえ」
「年だからさ」
「そうかい。・・・1枚で良いんだっけ?」
1枚というのはチャーシューの数らしいです。
このチャーシューが本来なら4枚乗るのですが、普通のラーメン屋さんだったら1~2枚で十分すぎる量なので、これも正解かもしれません。
それにしても築地らしい会話。
まあ、ここいらで働いている人は、みなさん大体もう仕事が終わってる人たちなんですね。
お疲れ様です。

そしてごちそうさまでした。


【地図】東京都中央区築地4-9-16


■築地で食べる


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築地場外市場~波除稲荷神社~

2008-04-12 06:44:29 | 旅レポ


おはようございます。
現在進行中の仕事で都内某所のホテルに泊まっておりますが、日本の胃袋支える築地市場が近いので、朝ごはんを食べにやってきました。
結構早めにやってきたので、ちょっとうろうろしてみましょうか。
本日は土曜日ということもあり、築地は仲買の人、仕入れの人、そして観光客が多くいました。


テレビなどで良く紹介される門跡通り商店街は海鮮どんぶりのお店や、ラーメン、うどんそば、牛丼のお店などが立ち並びます。
今日は土曜時間ということで、午前6時過ぎではまだ準備中のお店も多くありました。


一品裏に入るとここはやっぱり「プロの地」ですね。
私も今度ラーメンに使いたいと思っている、背黒鰯の焼き干しを買おうと思ったのですが、珍しいものらしく時間切れで断念しました。


そしてこちらは築地の場内へ入る入口付近にある波除稲荷神社。

~波除稲荷神社HPより抜粋~
 そして70年の後、明暦の大火の後に4代将軍家綱公が手がけた最後の埋立の工事困難を極めたのが、この築地海面でした。堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまうのです。
(中略)
 或夜の事、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは立派な稲荷大神の御神体でした。皆は畏れて、早速現在の地に社殿を作りお祀りして、皆で盛大なお祭をしました。ところがそれからというものは、波風がピタリとおさまり、工事はやすやすと進み埋立も終了致しました。萬治2年(1659)の事です。
~ここまで~

なるほど~私もお参りしておきましょう。
もちろん大漁祈願!(家内安全とかじゃないの・・・)


巨大な獅子舞の頭がお出迎えでちょっとびっくり。
嗽手水で身を清めて、二礼二拍手一礼でおまいりした後は、神社の横にある塚を見て・・・


玉子塚・・・こんな塚もあるのか。
玉子焼き屋さんが立てたのかな~・・・なんて思っているとその横には


すし塚!!


海老塚!!!


活魚塚!!!!


鮟鱇塚・・・鮟鱇は別なのか。
だったら河豚とか、鰹節とかも分けた方が・・・。
まあキリ無いですけどね。

今度「飯塚」さんに会ったら手を合わせてしまいそうなほど「塚」でありました。

なんて思って歩いていると・・・向こうから知っている人が・・・あれはどう見ても同僚のS佐さん・・。

「S佐さん!おはようです!」とついつい声をかけてしまいました。
なんとS佐さんは今夜友人を呼んでの食事会で使う食材を購入しに来ていたらしい。
本格的だなあ。

さてこの次はわざわざ築地までやってきてのらーめんれぽであります。
なんと2本立でまいります。
ではでは。

【災難を除き、波を乗り切る波除稲荷神社】

【地図】東京都中央区築地6-20-37


■築地蒲鉾屋四代目の築地案内


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